韓国 ゾンビ映画 新 感染 ファイナルエクスプレス/新感染 半島ファイナルステージ 視聴した感想

韓国映画「新 感染 ファイナル・エクスプレス」の概要

韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の監督・脚本・観客動員数など

【監督】 ヨン・サンホ/代表作「新感染ファイナル・エクスプレス」「新感染半島ファイナル・ステージ」「地獄が呼んでいる」「サイコキネシス -念力-」
【脚本】 パク・ジュスク、ジョースーク・パーク
【制作】2016年公開
【観客動員数】1,156万人（※観客動員数上位ランキング入り）
【受賞】

• 2016年
  • 第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭 – 監督賞（ヨン・サンホ）
  • 第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭 – 視覚効果賞（チョン・ファンス）
  • 第37回青龍映画賞 – 技術賞（クァク・テヨン、ファン・ヒョギュン）
  • 第36回韓国映画評論家協会賞 – 10大映画賞
  • 第36回韓国映画評論家協会賞 – 技術賞（クァク・テヨン〈特殊メイク〉）
  • 第25回釜日映画賞 – ユ・ヒョンモク映画芸術賞（ヨン・サンホ）
  • 第25回釜日映画賞 – 男優助演賞（キム・ウィソン）
  • 第3回韓国映画祭作家協会賞 – 脚本賞（パク・ジュソク）
  • 第3回韓国映画祭作家協会賞 – 男優助演賞（キム・ウィソン）
  • 第3回韓国映画祭作家協会賞 – 技術賞（チョン・ドアン、パク・ギョンス〈特殊効果〉）
• 2017年
  • 第53回百想芸術大賞 – 映画部門 新人監督賞（ヨン・サンホ）
  • 第53回百想芸術大賞 – 映画部門 男優助演賞（キム・ウィソン）
  • 第8回今年の映画賞 – 今年の発見賞（ヨン・サンホ）
  • 第8回今年の映画賞 – 男優助演賞（マ・ドンソク）
  • 第16回大韓民国国会大賞 – 映画部門

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韓国映画「新感染ファイナル・エクスプレス」主なキャストと代表作

韓国映画「新感染ファイナル・エクスプレス」あらすじ

ソウル発プサン行きの高速鉄道「KTX」で謎の感染爆発が発生。

疾走する密室と化した列車内で感染者たちが凶暴化し始める。

そんな列車に乗りあわせた父と娘、出産間近の妻と夫、高校生の恋人同士らは安全な終着駅を目指して絶体絶命のサバイバルを繰り広げる。

※ストーリー引用元：「U-NEXT」より

韓国映画「新感染半島ファイナル・ステージ」の概要

韓国映画「新感染半島ファイナル・ステージ」の監督・脚本・観客動員数など

【監督】 ヨン・サンホ/代表作「新感染ファイナル・エクスプレス」「新感染半島ファイナル・ステージ」「地獄が呼んでいる」「サイコキネシス -念力-」
【脚本】 ヨン・サンホ、リュ・ヨンゼ
【制作】2020年公開
【観客動員数】381万人

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韓国映画「新感染半島ファイナル・ステージ」主なキャストと代表作

韓国映画「新感染半島ファイナル・ステージ」あらすじ

謎のウイルスの感染爆発が、半島を襲ってから4年後。

家族を守れなかった元軍人・ジョンソクは、亡命先の香港で廃人のような暮らしを送っていた。

そんな彼のもとに、半島に戻り大金を積んだトラックを見つけ、3日以内に帰還するという仕事が舞い込むが…。

※ストーリー引用元：「U-NEXT」より

韓国映画「新感染ファイナル・エクスプレス」視聴した感想・見どころ

観客動員数ランキングで過去作品総合16位の快挙！

「新 感染 ファイナル・エクスプレス」は、韓国映画の歴代観客動員数ランキングで総合16位で1,156万人の記録を残すほど、評判の高い作品となりました。

視聴してみると、狭い新幹線の車内で起こるゾンビから逃げ惑う光景は、スリル満点！

また冒頭では、ゾンビの恐ろしく気味の悪い表現を、トップスターのシム・ウンギョンが渾身の演技で臨み、恐怖感を盛り上げます。

韓国ゾンビ映画・ドラマの中で、最高傑作の1つだと言えるでしょう。

「新・感染 ファイナルエクスプレス」ストーリーの感想

穏やかな日常生活が一転し、逃げ場のない車内で逃げなければ自分もゾンビになる！

という展開で、如何にしてゾンビから逃げるのか？

次は、誰がゾンビになってしまうのか？

ヒヤヒヤする場面の連続です。

逃げ場を作るための演出として、「ドアの開け方を知らないゾンビ」、「暗いと動きが鈍くなる」、「音が聞こえるとそこに殺到する」という条件の中、面白いカット割りが多々あります。

その一方で、無事に脱出したはずの場面で、次のゾンビの大群が用意されています。

息つく暇もなく気味の悪い動きをするゾンビが、集団で何度も襲いかかり、妻やソ・ソグの娘を守るためにマ・ドンソクの太い腕が大量のゾンビを殴り飛ばしますが、

終わりのないゾンビの数に、ハラハラドキドキが止まりません。

そんな中、走り回る妊婦のソンギョン（チョン・ユミ）が、いつ産気づくのか？と気になって仕方ありません。

列車内なので、見た目が同じトイレに逃げ隠れると、ドアが開いた瞬間、同じ個室なのか、別な個室なのかの区別もつかないので、列車内という設定は、本当に緊迫感があってスゴイです。

クライマックスで大群のゾンビに襲われる場面は、恐怖感もMaxになります。

ラストでは、家庭をないがしろにし、娘の誕生日もまともに祝福できなかったソ・ソグ（コン・ユ）が、父親らしい思いを取り戻す場面は、胸に熱いものが込み上げてきます。

気味の悪いゾンビばかり見ていた最後に、娘が生まれた日の美しい思い出がクロスする演出は、恐怖感の締めくくりとしてメリハリがあり、とても感動的でした。

もしも、家族・仲間・目の前の人がゾンビになったら・・

高校生野球チームのメンバーであるミン・ヨングク（チェ・ウシク）は、彼女のいる13号車へ行くため、ソ・ソグ（コン・ユ）やユン・サンファ（マ・ドンソク）と一緒にゾンビを倒しながら移動し始めますが、

ゾンビになった野球メンバーの仲間がいる号車に来ると、仲間だったゾンビをバットで殴り倒すことができずに、立ちすくんでしまいます。

また、姉妹の乗客は、1人がゾンビになると、自分も自らゾンビになることを決心します。

そして、ゾンビに噛まれた後も、大切な人を守るために最後まで戦う人や、自分だけ、生き残りたい自分勝手な人など、様々な人間性が描かれているのも、

「もし、自分だったら・・」

と、一瞬思い返してしまうような場面も盛り込まれています。

相手が噛まれていれば、安全地帯に危険を迎い入れることになってしまうため、

身近な人、大切な人であっても、判断が難しいところです。

続編となる第2弾の「新感染ファイナルステージ」では、その判断の難しさをテーマに、

助けるべきだったのか？

見捨てることが正解だったのか？

を、1人の元軍人の青年を通して、さらに深く描いています。

撮影後の秘話

この映画の出演者は、撮影中に気がよく合い、チョン・ユミ、チェ・ウシクは、大親友となり、後に、バラエティ番組「ホームバカンス《夏休み》」で、1カ月間、1つ屋根の下で一緒に生活し、実の姉弟とも思えるほど仲が良くなっている姿を披露しています。

バラエティ番組「ホームバカンス《夏休み》」では、ゲスト出演として、キム・ジニ役の女優アン・ソヒも登場しますが、やはり、この「新感染ファイナルエクスプレス」の撮影を通して、

チェ・ウシクよりも2つ年下にもかかわらず、タメ口が許されているほどの仲良しであることも放送されました。

ゾンビ映画という恐怖の撮影にもかかわらず、出演者のお互いが親友になるほど、現場では和気あいあいと撮影が行われていたようです。

韓国映画「新感染半島ファイナル・ステージ」視聴した感想・見どころ

「新感染 ファイナルエクスプレス」続編の見どころ

「新感染 ファイナルエクスプレス」前作の続きとなり、あれから4年後という設定で始まります。

未だに、朝鮮半島全体がゾンビに占拠された状態が長く続き、当時、逃げる際に残され放置状態の金品を狙い、ゾンビの中に自ら飛び込んでいくというオープニングになります。

前作と異なり、街中、韓国中、ゾンビだらけなので、街中の広い場所で、ゾンビの大群から逃げるようになります。

しかも、今回は、半島に残っていた元軍人たちも、ゾンビのごとく、しつこく追い掛け回してくる二重の苦労となっています。

元軍人とのカーチェイスも多く、アクション映画とゾンビ映画が融合した状態になっています。

元軍人たちは、悪人として描かれ、人間も置かれた環境によっては、ゾンビ以上の悪い人間になることもあるように描かれています。

「後悔」の念

ゾンビに襲われる恐怖の瞬間、助け合うべきなのか、万が一の感染に備え、自分だけでも生き残るために、見捨てたことは正しかったのか？

という問題にずっと苦しんできた主人公ハン・ジョンソク（カン・ドンウォン）は、

自分の家族をゾンビから救えなかった気持ちを後悔し、

たとえ生き残り、香港に亡命できていても、心苦しく生きていました。

異常事態だから仕方がないことだったと自分に言い聞かせても、自分だけ生き残らずに、救いに向かうべきだったのではないだろうか？

苦しみ悩んできた答えを、このミッションの中で、自分なりの答えを、やっと見つけ出すことができます。

2作連続で見るとよい作品です。

「新感染半島ファイナル・ステージ」評判について

前作が、韓国映画の歴代観客動員数ランキングで総合16位で1,156万人の記録を残すほど、評判の高い作品であったにもかかわらず、

400万人弱の観客動員数は、一般的には、ヒット作としての評価ができますが、前作の観客動員数の半分に満たない点は、少し残念な結果と言ってもいいかもしれません。

その理由として、第1弾の「新感染 ファイナルエクスプレス」は、男女ともに楽しめる恐怖ゾンビ映画だったことに対して、

第2弾は、ゾンビに怯えるよりも、元軍人とのカーチェイスや、元軍人の遊びによるゾンビとの決闘などの場面が多く、女性ウケが悪かったのではないかと感じました。

ゾンビ映画というよりも、ゾンビも出てくるアクション映画の印象が色濃く、

また、平穏な日常が危険になったのとは異なり、悪人がわざわざ金品を得るために入り込むという同情の余地がないシチュエーションも好感を持たれなかったのかもしれません。

第二弾もゾンビを退治できなかったので、第3弾の続編ができる終わり方と言えますが、

第二弾の評判によっては、さらなる続編はどうなることでしょう？

また、アクション映画が好きな人には、派手なカーチェイスのほか、ラジコンカー、ゾンビなど、見ごたえのある場面が多いので、楽しめると思います。

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