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広開土太王(高句麗王第19代タムドク)全92話あらすじ《ネタバレ》

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広開土太王・第19代王

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韓国ドラマ「広開土太王」(全92回)あらすじ《ネタバレ》

始祖朱蒙の高句麗の最盛期を築いた19代目の高句麗王・広開土太王を描く歴史超大作!

広開土太王 ―こうかいどたいおう―』(373年-412年)は、実在の高句麗王19代で、18歳で即位し、西北部の後燕(こうえん)をはじめ、契丹(きったん)、靺鞨(まっかつ)、南では百済(くだら)と戦い韓国史上、初めて大陸まで領土を広げた高句麗の第19代王「広開土太王」の一代記を描いています。

韓国ドラマ「広開土太王」王子時代のタムドク《あらすじ》

高句麗王の第2王子として生まれたタムドク(後の広開土太王)は、権力争いから逃れるため王子として生きるよりも、北方で将軍として活躍していました。自称”北方のお化け将軍”と名乗り、剣や弓の腕前は誰よりも優れ、非常にワイルドで豪快な性格に育っていました。

遼東城で大叔父の大将軍コ・ムの下で城壁を守っていましたが、後燕の皇帝・慕容垂(モヨウ・スイ)が自ら大軍を率いて進撃してきます。

タムドクは、王子でありながら、命を省みず危険な行動で遼東城を守ろうとします。

タムドクが、後燕の太子慕容宝を捕虜に生け捕った時も、後燕軍が太子慕容宝(モヨン・ポ)を探し回る中、ただ一人で捕縛した慕容宝を連れ、山中を歩き回ったりもしました。

まだ太子が生きていると知った後燕は、高句麗の捕虜を遼東城の前で、一人ずつ焼き殺しながら、太子慕容宝と高句麗捕虜の交換を、姿の見えないタムドクに訴えかけました。

その光景を遠くで見ていたタムドクは、捕虜が焼き殺されることに我慢できず、大将軍コ・ムの「まずは、城内に戻れ!」の命令に背き、太子慕容宝と捕虜の交換を勝手に実行してしまいます。

大きな罪を犯したとして、タムドクは牢屋に入れられますが、牢屋には、遼東城が反撃される激しい戦いの音が聞こえてきました。

この反撃で、タムドクが助けた捕虜の何十倍・何百倍もの兵が、死んだり、重傷を負ったことを知り、自分が感情のまま動いたことで、多くの犠牲を出したことを深く反省します。

こうした経験の1つ1つが、後に、百戦錬磨の広開土太王へと繋がっていきます。

韓国ドラマ「広開土太王」奴隷時代のタムドク《あらすじ》

後燕軍を計略で敗北に追いやり、遼東城を守りきった後、国内城(都)へ凱旋するタムドクと将軍たち。

多くの人が功労賞をもらったのに、一番活躍したはずのタムドクには、「太子慕容宝と捕虜の交換」に応じた責任を問われ、処罰が下されました。一兵卒になり、辺境の柵城(チェクソン)へ派遣されるというものでした。

そんな中、後燕の太子慕容宝が、敗戦国の使者として、偽りの謝罪をしに高句麗を訪問してきました。

目的は、後燕が北魏との戦を終えるまでの時間稼ぎと、タムドクを殺すことでした。

タムドクが柵城に向かうことを知った慕容宝が、馮跋(プンバル)に、道中、後燕の仕業と分からないようにタムドクを殺害するように命じます。

そして、馮跋の毒矢を受けたタムドクは、崖から落ちて、行方不明となります。

行方不明となったタムドクは、奴隷商人ムガプに拾われ、奴隷として砦に連れて行かれます。

そこで知り合った奴隷の中に、靺鞨族のソルドアン、後に、タムドクに仕える高句麗人のコルビスもいました。

同じく、奴隷でありながら、奴隷の管理を任されている高句麗人のヨ・ソッケと出会います。

奴隷として、酷い仕打ちと屈辱的な苦労をする中、みんなで脱走を試みます。

しかし、ヨ・ソッケの裏切りで、脱走に失敗した直後、後燕の慕容熙(モヨウ・ヒ)が奴隷商の砦を訪れ、「難き高句麗人同士の殺し合いの戦いが見たい!」と、奴隷を買います。

剣闘に選ばれたのがたった今、脱走を失敗したばかりのタムドクとトルビスでした。二人は、戦いを拒否したため、高句麗人の奴隷でありながらタムドクたちを裏切ったヨ・ソッケも剣闘メンバーとして買われます。

そんな中、隙を見て、慕容熙を人質にしたタムドクは、奴隷たちを逃がすため、「後燕軍に下がるように命じろ!」と慕容熙の首に刀を突きつけます。それを見ていたヨ・ソッケは、奴隷商の頭ムガプに裏切られた悔しさで、一緒に脱走を決意し、砦に火を付けました。

その場にいた奴隷たちみんなが協力し合って、砦からの脱走には成功しました。

その時、命を助け合った仲間として、靺鞨族のソルドアンとタムドクは、種族を超えた友情を確認し合いました。

脱走後、タムドクを探し回る慕容熙と奴隷商ムガプから助けてくれたのは、匪賊のファンフェでした。

元は、高句麗の李春城(イチュンソン)副将だったファン・フェは、タムドクを捕らえる報酬が高すぎることに違和感を覚え、タムドクの素性を調べます。

タムドクは王子ということを知り、しかも人柄に人情味があり、ファン・フェに高句麗でやり直せるように約束してくれたこと、そして、それが信頼できる人物と判断し、

大金の報奨金が掛かったタムドクを捕まえたにも関わらず、救出することを決意し、匪賊長を殺し、タムドクを慕容熙に送らずに、一緒に高句麗へと逃げました。

韓国ドラマ「広開土太王」タムドクと兄タムマンの対立《あらすじ》

高句麗の柵城まで無事戻ると、柵城は靺鞨族から攻撃を受ける真っただ中でした。

陥落寸前の柵城内に、タムドク率いる「砦を脱走した高句麗人の元奴隷」と「元匪賊」だったもの達が天軍と名乗り、タムドクと一緒に柵城で戦い、勝利へと導きました。

その後、靺鞨の本拠地も奇襲し、靺鞨族とソルドアンたちを捕虜として捕まえます。

友情を捨て、怒っているソルドアンに対し、徳で接することで、もう一度、命を守り協力し合った友に戻りたいと、武器や食料、生きるために必要な馬などを返し、捕らえた靺鞨族をすべて解放します。

再び、国内城(都)へ凱旋します。

タムドクは死んだと思っていたみんなは喜びますが、

タムドクが死んだと思い、後燕の慕容宝に「タムドクの殺害現場に落ちていた馮跋の落とした名札」を返すことで「高句麗に破格の賠償金」を支払う取引をしていた国相のケ・ヨンスは、苦々しい思いをしていました。

タムドクの命で、陛下に内緒の取引を進めたことが、タムドク自身にも知られてしまったため、どう反撃してくるかを身構えていました。

そのため、ケ・ヨンスは、陛下への進言に「タムドクを元の地位に戻し、国内城で残れるようにしてあげては?」

と、一歩譲った発言をしてみせました。タムドクは、ケ・ヨンスの権力の大きさに、陛下の前で、真実を話すことが出来ませんでした。

しかし、敵意を露わにするタムドクに、ケ・ヨンスはタムドクを辺境に飛ばしたく、何か口実を探します。

そこで、タムドクが連れ帰った奴隷や匪賊の中に、極刑に値する逆族がいることを主張し、タムドクの連れ帰った天軍(元奴隷と元匪賊)を認めらないと主張します。

その逆族とは、タムドクたちを救ってくれた匪賊のファン・フェでした。

李春城の副将だった時のことが問題となり、その事件をタムドク自身が調査した結果、

真相が、国相のケ・ヨンスの部下で、大臣のカ・ラジの弟が李春城の城主カ・リョムで、そのカ・リョムが横領していたことが発覚します。

ファン・フェは、その横領を許せず、国から民への移住資金の費用だった物品を、カ・リョムに逆らい独断で配っただけだったのです。

国相のケ・ヨンスは、自分の手掛ける大きな事業で横領を起こされたことと、その件で、若造のタムドクに、部下の前で恥をかかされた怒りもあり、カ・リョムを斬首刑にしました。

弟の命乞いをした大臣のカ・ラジは、弟を極刑にしたケ・ヨンスとタムドクを恨み、二人への逆恨みの気持を抱き始めました。

一方、その頃、タムドクの暗殺のため高句麗に侵入していた馮跋と靺鞨の族長ソルドアンは、カ・ラジを利用してタムドクの暗殺を計画します。

そそのかされたカ・ラジは、様々な手段で、タムドクとタンマン(タムドクの兄)との兄弟仲を裂く計略を実行し、最後に「タムドクの暗殺」をタンマンと一緒に計画します。

暗殺決行当日、約束の暗殺場所には、タムドクに代わり兄のタンマンが現れ、殺されます。

タンマンは、自分よりもタムドクが未来の王に相応しいことを悩み、タムドクの将来の障害となる派閥を一挙に成敗する目的で、カ・ラジの計画にのったふりをしていたことを知ります。

馮跋と靺鞨の族長ソルドアンは、カ・ラジの手を借りて高句麗から脱出しますが、カ・ラジ自身は、斬首刑となりました。



韓国ドラマ「広開土太王」タムドクの太子時代《あらすじ》

兄のタンマンが死んだため、高句麗の太子候補は、タムドクだけとなりました。タンマンが自分に王となることを願って死んでいった気持ちを汲んで、タムドクは、太子になる決意をします。

太子冊封式では、国相ケ・ヨンスがタムドクが太子に向いてないことを証明する罠をはりますが、娘のトヨンによって、タムドクは罠に落ちることなく、無事太子になります。

さらに、国相ケ・ヨンスは、タムドクは好戦的な性格なので、このまま王となれば、戦の多い国となり、民のためには良くないと国の将来を考え、タムドク暗殺に、刺客サガル・ヒョンを送り込みます。

しかし、タムドクの人望と、自分が教えられていた父の最期(斬首刑)に誤解があったこと、そして、自分の体の中に武将の血が流れていることを体感したサガル・ヒョンは、

ケ・ヨンスの命令に背き、タムドクの忠臣になります。

そのため、国相ケ・ヨンスとタムドクは、さらに衝突するようになり、この関係が国政に影響が出ないようにするためには、国相ケ・ヨンスの娘トヨンとタムドクが結婚することが、最善策であるという話しが持ち上がり、タムドクもこれを受け入れました。

将来の王の義理の父となり、血縁の孫が王となることに、ケ・ヨンスは満足しますが、婚約後も、ケ・ヨンスとタムドクは、お互い相手を利用しようとギクシャクしていました。

タムドクの結婚式の日、百済が南方から攻め入ってきました。

後燕が、今度は、百済の関弥城城主アシンと密約を結び、北と南の両方から同時に挟み撃ちで攻撃し、高句麗の兵を二分することで、お互い勝利を得よう!と約束していたのです。

百済のアシン城主がすり替えた偽の書状に騙されたタムドクは、北と南のどちらかの戦いをあきらめることにし、結局、後燕と同盟を結び、戦いを阻止することを決意します。

この同盟を結ぶ席で、タムドクを潰したい国相ケ・ヨンスは、後燕に有利な情報をこっそり流し、タムドクの妹を、後燕太子の妻に送る婚姻同盟を迫るように仕向けました。

タムドクは、妹を敵国に取られる屈辱的な同盟に、同意せざるおえず、帰国後、陛下や妹の前で、涙を流し謝罪をしました。

その後、タムドクの妹タムジュが、後燕太子と婚姻するため、タムドク夫妻も後燕を訪れました。

後燕皇帝慕容垂は、タムドクを気に入り、挙式後、国内を一緒に視察するように勧めます。

その道中、太子慕容宝の計略で、タムドクに”皇帝慕容垂の暗殺”の罠にはめます。

その後、タムドクの潔白は証明できたものの、その騒動により、タムドクの妻(太子嬪)のトヨンも狙われ、生死が分からない行方不明となります。

高句麗では、ケ・ヨンスが、この事件に関与しているのでは?

と朝廷で責め立てられ、ケ・ヨンスは、謀反を起こします。

タムドクが不在のうちに、陛下を脅して譲位をしてもらい、自分が玉座に就く計画を進めていきます。

後燕から急いで高句麗に帰ろうとするタムドクですが、

国相ケ・ヨンスから安市城城主ヘモウォルに、タムドクを捕まえるように密命が送られていました。

タムドクを捕らえたヘモウォル将軍は、国内城にタムドクたちを護送します。

ヘモウォル将軍は、タムドクの説得により、タムドクに力を貸すことを約束をし、秘密裏に反撃の計画を実行していました。

王宮内に入ったヘモウォル将軍と護送されたタムドクは、ケ・ヨンスの前に来ると、一斉に反撃を始めました。

その争いで、タムドクの母がタムドクを庇い死に至り、その後、大将軍コ・ムが駆け付けたため、人質となっていた大将軍コ・ムの長男であるコ・ジンも殺害されました。

大きな犠牲はあったものの、大将軍コ・ムの援軍のおかげで、タムドクは勝利し、ケ・ヨンスを自身の手で殺害しました。

その時、物陰で、タムドクの親友でありケ・ヨンスの息子であるコ・ウンが、父がタムドクの手によって殺害される現場を目の当たりにし、ショックを受けます。

韓国ドラマ「広開土太王」タムドクが王となる初期時代《あらすじ》

王妃(タムドクの母)が死に、悲しみと体調もすぐれない陛下は、太子タムドクに譲位します。

陛下となったタムドクは、新たな王妃を迎えることになり、大将軍コ・ムの養女のヤギョンと婚姻します。

タムドクは挙式を利用して、周辺国の高句麗との立場を確認しようと、各国に、祝いの品には「高句麗の捕虜の返還」を要求します。

これに怒りを覚えた百済のアシン城主は、自身が高句麗に行くことにします。

タムドクの顔を知らないアシン城主に対し、タムドクはヨ・ソッケに対応を任せ、自分は、そばでやり取りを見ていました。

捕虜の返還要求は、正当なものではないため、ヨ・ソッケに情で訴えさせるのが狙いでした。

ヨ・ソッケの口が滑り、すぐにタムドクの存在がバレますが、

このような無礼に対し、アシン城主は、捕虜の返還を応じるかわり、百済の捕虜も返還して欲しいと、情を理由に百済側も要求をしました。

この提案はタムドクに受け入れられ、百済だけは、捕虜の交換となります。

後燕は、一部の捕虜を返還し、新羅は、捕虜がいなかったため新羅の王族シルサンが高句麗に残り、”信”を見せることに。靺鞨も、民の生活に役立つものを祝いの品々に送ってきました。

唯一、支配下にあるはずの契丹族だけが、無視しました。しかも、物資の供給も止めたことで、高句麗では高騰が続き、民の生活が苦しくなり始めていました。

そこで、さっそく、”契丹征伐!”が始まります。

高句麗の動きは、国相ケ・ヨンスの息子コ・ウンを通して契丹に伝わっており、先鋒の高句麗軍は危機に陥りますが、靺鞨族のソルドアンの援軍が到着し、大勝に転じます。

靺鞨のソルドアン族長に、タムドクが依頼をしてくれていたのです。

捕虜として高句麗に連れ帰った契丹兵の口から、高句麗に送る物資を後燕が高値で買ってくれるという情報や、高句麗の出兵の情報をくれた商人が、コ・ウンだということが分かりますが、タムドクは信じられませんでした。

しかし、実際に、後燕の使者として、コ・ウンが、やってきたのです。

高句麗が契丹から供給が止まっていた品々(塩など)を、後燕が援助するためにやってきたのです。

後燕が仕掛けた供給不足と知りつつ、民の安定した生活のため、タムドクは強く責めることが出来ず、コ・ウンに腹立ちながらも、有難く受け取りました。

タムドクは、この「裏切り」「物品の高騰」などを予言していたハ・ムジという無礼で正体不明の男を探させます。

ハ・ムジを捕まえると、「南の方角に、新たな王が現れる兆しがある」と、3つ目の予言をしました。

それは、関弥城城主アシンが王になることを意味していました。

ハ・ムジは、タムドクに関弥城を捧げることを約束し、牢屋から姿を消しました。

韓国ドラマ「広開土太王」関弥城での戦い《あらすじ》

高句麗から百済に逃げたハ・ムジは、市場で百済の王の目に留まるように振る舞い、王の側で、あれこれ占いで城の改築を進め、王の気がかりとなっているアシンへの牽制方法も良いアドバイスをし、百済辰斯王は、ハ・ムジを信用し重用します。

しかし、そのアドバイスは、国庫を空にし、民の暮らしを困窮させ、関弥城からアシンを追い出し、まさに、高句麗が関弥城を攻めやすい環境を整えていってくれていたのです。

状況が、高句麗にとって丁度良い頃合いに、高句麗から、サガル・ヒョンらが、ハ・ムジを捕まえるのに協力して欲しいと百済にやってきました。

それにより、百済辰斯王は、騙されていたことが発覚し、ハ・ムジは百済王宮から姿を消します。

百済の辰斯王とアシン城主との内紛に乗じた関弥城の攻撃は、元契丹兵のグルチンが戦死するほか、

タムドクの護衛大将のサガル・ヒョンも戦死するなど、最終的に、関弥城は手に入れたものの、優秀な人材の損失が大きな結果となりました。

関弥城の戦いで、高句麗は戦力を失い、南方に戦力を傾注しているので、今なら、勝機があると判断した後燕は、南方の百済と北方での戦で高句麗の戦力を分散させることを狙い、後燕・碑麗の大軍が遼東城を攻めます。

この攻撃には、靺鞨族も、後燕・碑麗側に付くと約束をしていましたが、何度も裏切られていたため、高句麗の要請を受け、後燕・碑麗の後方から攻撃するなど、高句麗側の援軍となって活躍しました。

また、タムドクがアシン率いる百済軍を撃退するまで、大病を患っていたのを隠していた王師のコ・ムが、遼東城の守城に活躍しますが、タムドクが到着すると、悪化していた持病が原因で、亡くなってしまいました。

タムドクが、百済の関弥城の戦いで勝利し、遼東城に現れたことで、一気に形勢は逆転し、慕容垂は怪我を負い、高句麗の勝利となりました。

韓国ドラマ「広開土太王」コ・ウンの反撃《あらすじ》

後燕は敗戦し、国に戻った後、王師コ・ムの弔問団としてコ・ウンを派遣してきました。

コ・ウンは、慕容宝の養子に入り慕容雲と名を変え、後燕の王族代表としてやってきたのです。

弔問を終えた慕容雲は、帰国前に、高句麗の機密情報を持ち帰ろうと、不正のある大臣ケソン主簿を脅し、機密情報を持ち出すように取引します。

その騒動で、元奴隷商人のムガプに利用されたヨ・ソッケがタムドクに内緒で介入したことで、軍事機密の半分は、後燕の慕容熙の手に渡り、ヨ・ソッケは、処分として毒を賜ります。(※タムドクの計らいで、眠り薬を毒と偽っただけ。後に、手柄を立て、戻ってくる。)

結局、不正したケソン主簿は、捕まり斬首刑となり、慕容雲は、後燕の王族ということもありすぐには処刑できないものの、責任を負いたくない後燕に切り捨てられた書信が届いたことを教えてあげました。

王妃ヤギョンからは、妹トヨンが百済で生きているということも教えてもらいました。

その後、慕容宝から、「何としても生き残れ!」という密書を手にした慕容雲は、タムドクに、

「もう一度、高句麗(タムドク)に、忠誠を誓う機会を下さい!」と懇願しました。

慕容雲は恨みが残る眼をしているものの、タムドクは、承知し解放しました。

忠誠の証として「後燕が高句麗を攻撃してくるのを止める」と断言し、その場を離れます。

後燕に戻った慕容雲は、碑麗に靺鞨を討たせようと画策します。

困ったソルドアンが、タムドクに援軍を要請し、後燕の動向を知ったタムドクは碑麗の討伐に出陣します。

碑麗の討伐により、碑麗のアグバン将軍の投降で、タムドクは碑麗を支配下に置きます。

一方、計略に失敗し、この戦いの最中、タムドクと鉢合わせした慕容雲は「高句麗への攻撃は約束通り阻止した!」と真の忠誠では無かったことを言い放ち、敗戦後は百済へ向かいます。



韓国ドラマ「広開土太王」再び、百済のアシン対タムドクの対決!《あらすじ》

百済では、アシンが辰斯王を殺し、第17代百済王になっていました。

慕容雲は、高句麗の軍事機密を手に入れたから、百済王アシンに高句麗の白馬山城を攻撃するようにと仕向けます。

百済王アシンは、高句麗に攻め入り、城を簡単に手に入れますが、すでに、軍事機密情報が盗まれた後の対策がされており、得るものがありませんでした。

しかも、関弥城の奪回を急ぐため七重河へ移動中、タムドクの待ち伏せに遭いアシン王は窮地に陥ります。

アシン王を逃がすため、百済のチンム大将軍は、高句麗軍の前に立ちはだかって戦死しました。

兵糧を新羅から確保して、勢いに乗る高句麗軍でしたが、関弥城が百済(プヨホン)の計略「高句麗軍が勝ったと思わせて、兵士に休息をとらせ、酒や食べ物を与えるよう仕向け、兵士が寝静まったところを百済軍がこっそり城内に入り込むという作戦」にかかって陥落してしまいます。

一方、トヨンは、後燕や東晋などの外国勢力と手を結んでまで高句麗を倒そうとする百済王アシンを諫めますが、耳を貸さそうとしてくれません。

トヨンは、隠密にタムドクに会いに行き、タムドクに、同じ願いを伝えました。

それを聞いたタムドクは、百済王アシンに他民族を引き入れず、真っ向勝負をしよう!と会談をします。

その後、タムドクは、関弥城や都に近い小さい城など、離れた場所3か所を同時に攻撃し、

百済王アシンは、王宮に残る兵士を援軍として送り込むのに振り回され、百済王アシンのいる王宮にタムドクが現れた時には、

すでに王宮に残る兵士が1000人ほどだったため、アシンは、退却を余儀なくされました。

高句麗軍は、城内に攻め入り、タムドクがアシンに向けて放った矢を、元太子嬪(タムドクの妻)だったトヨンが、自分の身体で矢を受け止め、アシンを守りました。

「アシンを殺せば、百済にタムドクに対する恨みが残るから・・」

という理由からでした。

トヨンの死により、アシンは、タムドクに降伏し、アシンの弟のプヨホンが人質として、高句麗に行くことになりました。

韓国ドラマ「広開土太王」後燕の内紛《あらすじ》

後燕では、慕容垂の体調が悪く、次期国王の座を狙っていた慕容熙は、慕容宝を毒殺しようと計画しますが、それを感じ取った慕容垂は、代わりに毒入りの酒を自分が飲んで国の安定を図ろうと最後まで奮闘します。

そして慕容垂は、兄弟が力を合わせて後燕の未来を築くよう遺言を残して息を引き取ります。

タムドクは、自ら弔問のため後燕を訪れました。

そんな時期、虐げられていた麻姑城の高句麗流民が暴動を起こします。

ヨ・ソッケまで反乱に手を貸すなど、事態は大きくなり、タムドクは事態収拾を図るため麻姑城に向かいますが、それを高句麗を陥れる計略だと知ったタムドクの妹のタムジュは、高句麗軍師ハ・ムジに大事な情報を漏らし、後燕を不利な状況へ導いてしまいました。

情報を漏らしたのは、誰か?

犯人探しが始ります。

タムジュが犯人だと迫られると、

「すべての情報を漏らしたのは、私です」

と、コ・ウンの側にいたト・グァン将軍(元高句麗将軍)が名乗り出ました。

後燕は、計略をして陥れようとした責任をとって、今後、3年間、高句麗への侵攻をしないことや、高句麗流民への待遇を後燕の民と同じようにすることを約束させられました。

韓国ドラマ「広開土太王」後燕、再び高句麗の侵略を開始!《あらすじ》

3年が経ち、後燕も高句麗も、戦が準備万端に整えられていました。

後燕は、再び高句麗の侵略を開始し、まずは、新城が陥落し、南蘇城までも一気に攻め入りました。

それを知った百済王アシンは、かねてから通じていた倭を動かして、同時期に新羅を攻撃させます。

北方を守るだけでも大変な状況の時、またもや、南方に兵力を分散せざる負えない状況になりました。

タムドクは、新羅の地から倭軍を討伐し、さらに海を越えて倭の本拠地へ進軍すると宣言したため、プヨホンからの連絡を受けたアシン王は、タムドク不在の隙を狙って、高句麗へと進撃しますが、それを見抜いていたタムドクに、逆に百済の王宮である慰礼城を掌握されました。

またもや、百済王は、完全にタムドクの計略に引っ掛かり、大敗をしてしまったのです。

再度、アシン王は跪いて負けを認めますが、タムドクは、百済の裏切りを許し、共に大陸を攻める同盟を結びます。

一方、ヘモウォル将軍は、倭の本拠地へと出陣し、陣内に疫病が広がったように見せかけ、倭軍を壊滅させながら、タムドクの到着を待っていました。

ヘモウォル将軍と合流したタムドクは、プヨホンの策略により、倭軍大将のソアチョンを討ち、倭の首将を降伏させることに成功します。

こうして、南方を攻められる心配をすべて排除したタムドクは、北方・大陸への侵攻の準備が整ったことを意味していました。

韓国ドラマ「広開土太王」クーデター・慕容熙の皇帝即位《あらすじ》

高句麗で孤立した新城に残された慕容宝は、南方の国を制覇し戻ってきたタムドクとの激戦の末、退却を余儀なくされます。

後燕に戻った慕容宝はタムドクへの怨みのあまり、再度、無理な高句麗征伐を臣下に命じますが、民心の急速な離反に、慕容熙と慕容雲は国の存亡の危機感を覚えます。

民の支持を得た慕容熙の勢力拡大に危機感を募らせる慕容宝は、高句麗軍師ハ・ムジの策略に引っ掛かり、慕容熙が謀反を企んでいるという偽の証拠を発見し追及します。

しかし、逆に慕容熙の襲撃を受けて自ら命を絶ち、慕容熙が後燕の皇帝に即位しました。

韓国ドラマ「広開土太王」タムジュの犠牲《あらすじ》

後燕と北魏の戦が活発化し、高句麗がどちらかの国に協力すると、戦の勝敗が高句麗に左右されてしまうため、両国は、高句麗を味方に付けようと使臣を送ります。

高句麗の王宮で、タムドクにワザと鉢合わせさせられた後燕と北魏の使臣は、高句麗との同盟を焦る余り、ともに破格の条件を提示します。

タムドクは両国の休戦を条件に両国と同盟を結びますが、休戦期間の終了と同時に再び戦雲が立ちこめます。

タムドクの心配は、慕容宝の死後、妹のタムジュの立場を心配していました。後燕と戦うにしても、タムジュを矢面に立たされては、攻撃できなくなってしまうからです。

そこで、タムドクは、タムジュを高句麗に連れ戻す計画を実行します。

一方、後燕でも、戦の再開に、慕容熙がタムジュの命を盾に、高句麗に援軍を要求するよう強く命じたことで、一抹の同情心を残す慕容雲は、密かにタムジュの脱出を助け、タムジュと息子のホアンは天軍と共に高句麗の地を目指します。

しかし、タムジュは、逃亡中に、慕容熙の率いる追撃軍に阻まれ死に至りました。

嘆き悲しむタムドクは、後燕の討伐を決意します。

韓国ドラマ「広開土太王」高句麗軍師ハ・ムジの死《あらすじ》

一方、人質を失ってしまった後燕は、高句麗との一戦を控え、北魏と同盟を結び、高句麗を討つために奔走します。

後燕は、北魏との同盟を成立させ、高句麗に挑みますが、両国の戦いで、ヨン・サルタが戦死します。

ヨン・サルタの犠牲により宿軍城を手に入れた高句麗軍でしたが、龍城の堅固さと北魏の参戦で戦況は芳しくないため、龍城の反対方向にあるハ・ムジの故郷の幽州を占領します。

しかし、慕容雲の計略にはまり、軍師ハ・ムジは、母親の墓参りに向かう途中で刺客に襲われ殺害されました。

韓国ドラマ「広開土太王」最後の決戦!《あらすじ》

タムドクは龍城を迂回して幽州に向かい、ハ・ムジを弔うとともに、北魏からの支援軍を阻み、北魏が高句麗と手を結んだと誤解した慕容熙は、北魏の使臣を捕らえてしまいます。

それを諫める馮跋や慕容雲と溝を深め、結局、クーデターにより、慕容熙は馮跋に殺され、慕容雲が皇帝に即位します。

即位した慕容雲は、北魏と同盟を結び、タムドクのいる幽州に進軍しますが、タムドクの作戦により、後燕が幽州に集結するころ、後燕の首都・龍城はタムドクによって陥落します。

後燕と北魏の連合軍は、慌てて龍城に戻り、龍城の奪回を目指して猛攻を加えますが、攻城戦に気を取られている間に、再び幽州は高句麗軍に陥落し、幽州から駆け付けた高句麗軍に後方を奇襲されました。

山中に追い込まれ、タムドクと一戦を交えた慕容雲ですが、ついにタムドクに敗北し膝を屈します。

タムドクは、慕容雲と和解し、慕容雲を後燕の帝王として認めることを約束しました。

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韓国ドラマ「広開土太王」ドラマ情報

광개토태왕 - Gwanggaeto the Great King #01 20110604
- 제목 : KBS대하드라마 광개토태왕 (1회) - 공식홈페이지 : - 방송시간 : KBS 1TV 토-일 밤 9시40분
スタッフ

演出:キム・ジョンソン「大祚榮 テジョヨン」「太祖王建ワンゴン」
脚本:チョ・ミョンジュ「ぶどう畑のあの男」「パパ3人、ママ1人」/チャン・ギチャン「不滅の李舜臣」
音楽:イ・ピルホ
韓国KBC放送:2011年
平均視聴率 16.4% 最高視聴率22.2%

主なキャスト

イ・テゴン[タムドク役] / 代表作:「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」

キム・スンス[コ・ウン役] / 代表作:「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」

イム・ホ[慕容宝(ぼようほう、モヨウ・ポ)役] / 代表作:「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」

オ・ジウン[トヨン役] / 代表作:「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」

ホン・ギョンイン[ヨン・サルタ役] / 代表作: 「善徳女王」「プランダン 不汗党」

イ・イネ[ヤギョン役] / 代表作:「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」

キム・ジョンファ[ソルチ役] / 代表作:「銭の戦争」「風の国」「1%の奇跡」

※史実とフィクションを織り交ぜながら、戦が中心のドラマとは言え、女性でも楽しめるサクセスストーリーです。

※戦なので、惨いイメージがありますが、笑いあり、涙あり、の展開がテンポよく構成されていますので、全92話と言っても、飽きることがありません。

動画視聴について

現在(2023年9月現在)、動画配信サービスにはありませんが、不定期に放送されることがあります。

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韓国ドラマ「広開土太王」は全92話。
韓国歴史ドラマは、話数が多いので、定額料金で「新作・準作8本まで」「旧作は借り放題」で視聴できるのでお得!ですね♪

※この記事には、プロモーションを含んでいます。

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