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高麗初期・王族系図(太祖王建から第8代高麗王顕宗まで)

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高麗(918-1392)

韓国ドラマ歴史劇を見ていると、高麗時代初期王族の関係が大変複雑なことが分かりますね。

異母兄弟や姪など、親族間で婚姻しているため、大変複雑な関係なので、それぞれの婚姻関係や、血筋を分かりやすくまとめてみました。

ドラマを視聴する時の参考になれば幸いです。

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高麗初期・王族系譜(太祖王建から第8代高麗王顕宗まで)

複雑な初代高麗王・太祖王建の婚姻関係

カラーマークの意味
【王建の王妃】 【高麗王】 【韓国ドラマに登場する王子・王妃・王女】

初代高麗王太祖王建(生存期間:877年 – 943年、在位:918年- 943年)

  • 神恵王后柳氏(貞州柳氏)
  • 【王子・王女】なし
  • 荘和王后呉氏(羅州呉氏)
    【王子】
    恵宗第2代高麗王・王武(ワン・ム)(在位:943年 – 945年)、太祖の長男、即位後わずか2年で病死。その死が突然だったことから、暗殺だったのではないかという説がある。恵宗の長男・興化君は第4代国王光宗に処刑(960年)される。
    【王女】
    *恵宗の長女・慶和宮夫人は、第4代国王光宗の妃となる。弟が光宗に粛清されたことを受けて自殺(960年)。
    *恵宗の次女:貞憲公主
  • 神明順聖王后劉氏(忠州劉氏)
    ※神明順王后劉氏は、「神明順王后劉氏」と書かれた二通りがあり、どちらが正しいのかは不明です。
    【王子】
    *太子泰(若くして亡くなる)
    定宗第3代高麗王王堯ワン・ヨ)(在位:945年 – 949年)、在位わずか4年で病死。
    光宗第4代高麗王王昭ワン・ソ)(在位:949年 – 975年)、王后に大穆王后(神静王后の娘で王昭の異母妹)、側室に慶和宮夫人 林氏(第2代国王恵宗の娘で光宗の姪にあたる、弟が光宗に粛清されたことを受けて自殺。)もう一人の側室で宜慧貴妃 大氏は、渤海国(698年– 926年)王族出身で、韓国ドラマ「輝くか狂うか」のヒロインのモデルと思われる女性。
    大穆王后との王子:景宗第5代国王、孫の穆宗第7代国王
    *文元大王貞(王建と貞徳王后柳氏の娘の「文恵王后」が妻、娘の献懿王后劉氏が第5代国王景宗の第2妃となる。)
    *證通国師
    【王女】
    *安貞淑儀公主(新羅の敬順王の妻)
    *興芳宮主(王建と貞徳王后柳氏の息子の「元荘太子の妻」)
  • 神静王后皇甫氏(黄州皇甫氏)(? – 983年)
    【王子】
    *戴宗:王 旭(おう きょく、ワン・ウク、? – 969年)、初代国王太祖の第8皇子、第6代国王成宗の父、韓国ドラマ「輝くか狂うか」の俳優イム・ジュファンが演じた役、韓国ドラマ「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」で俳優カン・ハヌルが演じた役。王旭と宣義王后 柳氏の長女献哀王后皇甫氏第5代国王景宗の妃千秋太后第7代高麗王穆宗の母)と、王旭と宣義王后 柳氏の次女献貞王太后皇甫氏第5代国王景宗の妃、王郁との間の子で第8代高麗王顕宗の母、景宗亡き後、叔父の王郁と密通、産後すぐに病死)の父親。
    【王女】
    大穆王后:第4代王光宗の王后、韓国ドラマ「輝くか狂うか」の女優イ・ハニが演じた役、景宗 第5代国王の母、光宗と大穆王后の娘に文徳王后第6代国王成宗の正妃、成宗の正妃との再婚前に前夫 弘徳院君王圭《太祖の孫》との間の孫娘宣正王后劉氏第7代国王穆宗の正妃》がいる)、第4代王光宗大穆王后との間の王子が第5代国王景宗、景宗と千秋太后の長男になる孫が第7代国王穆宗※第6代高麗王は、王旭の息子に!
  • 神成王后金氏(慶州金氏)
    新羅敬順王の従姉妹で、935年11月に新羅が高麗に降伏の意思を表して嫁がせた女性。
    【王子】
    *安宗(王 郁:おう いく、ワン・ウク、? – 997年)、慶州院君:初代国王太祖の子で、第8代国王顕宗の父。景宗亡き後、姪の献貞王太后皇甫氏と密通し、流刑に処され、997年に死亡。安宗(あんそう)は顕宗が廟号と憲景孝懿大王の諡号を追贈したもの。韓国ドラマ「千秋太后」で、俳優キム・ホジンが演じた。
    【王女】
  • 貞徳王后柳氏(貞州柳氏)
    【王子】
    *王位君
    *仁愛君
    *元荘太子(王建と神明順聖王后劉氏(定宗・光宗の母)の娘「興芳宮主」が妻、娘の大明宮夫人が第5代国王景宗の第5妃となる。)
    *助伊君
    【王女】
    *文恵王后(王建と神明順聖王后劉氏(定宗・光宗の母)の息子「文元大王貞」の妻)
    宣義王后 柳氏第8皇子王旭の妻第6代国王成宗の母、娘に、献哀王后皇甫氏《第5代国王景宗の妃千秋太后第7代高麗王穆宗の母》と、献貞王太后皇甫氏《第5代国王景宗の妃、王郁との子で第8代高麗王顕宗の母、景宗亡き後、王郁と密通》)がいる。

【ここまでの主要人物の系統図】

複雑な初代高麗王・太祖王建の婚姻関係と子孫の王統と粛正

 

【そのほかの王子】※( )内は、母親。
寿命太子(第7妃献穆夫人 平氏)
孝穆太子・王義(第9妃東陽院夫人 庾氏)※出家して僧になる。
孝隠太子・王垣《ワン・ウォン》(第9妃東陽院夫人 庾氏)※謀反を起こし、光宗から毒薬を与えられ死ぬ。
元寧太子(第10妃粛穆夫人)
孝成太子琳珠(第11妃天安府院夫人 林氏)
孝祗太子(第11妃天安府院夫人 林氏)
太子稷(第12妃興福院夫人 洪氏)
広州院君・王建の第10王子(第16妃小広州院夫人 王氏⇒父が王規《ワン・ギュ》の長女)
※王規の乱により、王規(ワン・ギュ)は王堯(ワン・ヨ)と王昭(ワン・ソ)に処刑される。後に、第16妃小広州院夫人 王氏、広州院君も処刑された可能性あり。第2代目高麗王恵宗の後宮にも姉妹で王規《ワン・ギュ》の三女になる後広州院夫人 王氏がいる。
孝悌太子(第25妃聖茂夫人 朴氏)※兄に朴守卿《パク・スギョン》・朴守門《パク・スムン》がいる。
孝明太子(第25妃聖茂夫人 朴氏)
法登君(第25妃聖茂夫人 朴氏)
資利君(第25妃聖茂夫人 朴氏)
義城府院君(第26妃義成府院夫人 洪氏)

【そのほかの王女】
順安王大妃(第8妃貞穆夫人 王氏)
公主(第12妃興福院夫人 洪氏)
公主(第25妃聖茂夫人 朴氏)

【子供がいるか不明の太祖王建の妃】
・第13妃後大良院夫人 李氏
・第14妃大溟州院夫人 王氏
・第15妃広州院夫人⇒※父が王規《ワン・ギュ》の次女
・第13妃後大良院夫人 李氏
・第14妃大溟州院夫人 王氏
・第17妃東山院夫人 朴氏
・第18妃禮和夫人 王氏
・第19妃大西院夫人 金氏(出家して尼になる)
・第20妃小西院夫人 金氏(出家して尼になる)
・第21妃西殿院夫人
・第22妃信州院夫人 康氏(王建の子が一人いたが早世し、光宗を我が子として育てた。)※光宗の養母!
・第23妃月華院夫人
・第24妃小黃州院夫人
・第27妃月鏡院夫人 朴氏※朴守門《パク・スムン》の娘
・第28妃夢良院夫人 朴氏※朴守卿《パク・スギョン》の娘
・第29妃海良院夫人

明らかになっているだけでも初代高麗王太祖王建の王妃(妃、側室、宮廷外の夫人を含む)は29名。その王妃たちの初代高麗王太祖王建の王子が25名、王女が9名。

王妃が生んだ王子と王女の間で、多くの婚姻関係がみられるため、大変複雑な家族関係となっています。

当時は、玉座に就ける王子は一人ということもあって、熾烈な権力争いがあり、それを断つために、第4代光宗が、王族や豪族を大量に粛正したくなるような背景が見えてきますね。

第4代高麗王王昭大穆王后の時代から、玉座は「神明順成王后劉氏」から「神静王后皇甫氏」の(大穆王后から王旭の子どもへ)血筋で受け継がれるようになったようですね。

しかし、実際には、王権の強化は不安定で、特に、千秋太后は、成人している王よりも大きな権力を握り、政治・外交・戦時に重要な決定を下し、反対勢力を作るきっかけともなりました。

この関係図は、おもに「Wikipedia」を参考にまとめたものになり、正式な歴史文書を基にしたものではありません。韓国ドラマを視聴する参考程度にご覧下さい。

【この時代の韓国歴史ドラマ】

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本ページの情報は2023年9月時点のものです。
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