京城クリーチャー・731部隊が怪物を作るストーリー・感想・Netflixオリジナル作品の韓国ドラマ

韓国ドラマ「京城クリーチャー」情報

韓国ドラマ「京城クリーチャー」情報

【話数】全10話
【演出】チョン・ドンユン/代表作「ストーブリーグ」「被告人」
【脚本】カン･ウンギョン/代表作「製パン王 キム・タック」「浪漫ドクター キム・サブ」「輝く星のターミナル」
【制作】スタジオドラゴン制作 　Netflixオリジナル作品

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韓国ドラマ「京城クリーチャー」主なキャストと代表作

俳優・女優（役名）	過去の出演ドラマ・映画
★パク・ソジュン （チャン・テサン役） 質屋・金鈺堂（きんぎょくどう）の社長。京城最高の情報通。	・「花郎」 ・「キム秘書はいったい、なぜ?」 ・「梨泰院クラス」 ・「彼女はキレイだった」 ・「キルミーヒールミー」 ・「ユン食堂シーズン2」 ・映画「ミッドナイト・ランナー」 ・「サム、マイウェイ 恋の一発逆転！」
★ハン・ソヒ （ユン・チェオク役） ユン・ジュンウォンの娘。 トドゥクン（人探しの専門業者）。	・「サウンドトラック#1」（ディズニープラス） ・「マイネーム」 ・「100日の郎君様」 ・「わかっていても」 ・「夫婦の世界」
★キム・スヒョン（クローディア・キム） （前田由紀子役） 京城警務局警務官の妻。 陸軍中将前田閣下令嬢。 甕城（おうじょう）病院の一番の後援者。	・映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」（ナギニ役） ・映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロ（チョ博士役） ・「マルコ・ポーロ」（Netflixオリジナルドラマ） ・「モンスター　その愛と復讐」 ・「7級公務員」
★キム・ヘスク （ナウォル夫人役） 金鈺堂の執事	・「師任堂（サイムダン），色の日記」 映画「神と共に 第1章 罪と罰」 ・「マイ・デーモン」（Netflixオリジナルドラマ） ・「賢い医師生活」（Netflixオリジナルドラマ） ・「力の強い女カン・ナムスン」（Netflixオリジナルドラマ）
★チョ・ハンチョル （ユン・ジュンウォン役） ユン・チェオクの父親。 トドゥクン（人探しの専門業者）。	・「智異山＜チリサン＞」 ・「ヴィンチェンツォ」（Netflixオリジナルドラマ） ・「メモリスト」 ・「100日の郎君様」 ・「大風水」
★ウィ・ハジュン （クォン・ジュンテク役） 独立運動家。チャン·テサンの友人。	・「イカゲーム」（Netflixオリジナルドラマ） ・「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」 ・「シスターズ」 ・「バッド・アンド・クレイジー」 ・「18アゲイン」
★パク・ジファン （ク・ガッピョン役） 金鈺堂の所長。	・「私たちのブルース」 ・「緑豆の花」 ・「真心が届く」 ・「アンタッチャブル」
★キム・ドヒョン （石川役） 前田由紀子の夫、京城警務局警務官。	・「ストーブリーグ」 ・「黒い太陽」 ・「99億の女」 ・「チャン・ヨンシル」 ・「ライフ」
★ジウ （明子/ミョンジャ役） 石川の愛人、春月館の妓生	・「テバク不動産」 ・「恋のドキドキシェアハウス2 」
★イム・チョルス （オ氏役）甕城（おうじょう）病院清掃員、愛国団員	・「還魂2」（Netflixオリジナルドラマ） ・「社長をロック解除」 ・「今日のウェブトゥーン」 ・「ヴィンチェンツォ」（Netflixオリジナルドラマ） ・「愛の不時着」（Netflixオリジナルドラマ）
★ヒョン・ボンシク （一路院長役） 甕城（おうじょう）病院院長。	・「Sweet Home2」（Netflixオリジナルドラマ） ・「アゲイン・マイ・ライフ」 ・「未成年裁判」（Netflixオリジナルドラマ） ・「D.P.-脱走兵追跡官-」（Netflixオリジナルドラマ） ・「マウス」
★チェ・ヨンジュン （加藤中佐役） 甕城（おうじょう）病院で生体実験担当の日本軍人。	・「なぜオ・スジェなのか」 ・「ヴィンチェンツォ」（Netflixオリジナルドラマ） ・「悪の花」 ・「賢い医師生活」（Netflixオリジナルドラマ）
★カン・マルグム （チェ・ソンシム/惺泌役） 生体実験で怪物にされる。 ユン・チェオクの母。	・「軍検事ドーベルマン」 ・「39歳」 ・「イカゲーム」（Netflixオリジナルドラマ） ・「マウス」

韓国ドラマ「京城クリーチャー」あらすじ

京城では、女性が次々失踪する事件が相次いでおり、その失踪者の捜索を私的に望む人たちによって、京城一の情報通と言われる金鈺堂（チャン・テサン社長：演パク・ソジュン）に依頼が舞い込んできます。

失踪者の捜索をするうち、日本軍の甕城（おうじょう）病院が怪しいと、トドゥクン（人探しの職業）のチェオク親子が忍び込みます。

捜索中の明子は、甕城（おうじょう）病院にいることが分かったチャン・テサン社長は、明子とチェオク親子を救うため、後を追って甕城（おうじょう）病院に忍び込み、そこで、恐ろしい死闘を繰り広げることになります。

韓国ドラマ「京城クリーチャー」視聴した感想・見どころ

実際の731部隊の行ないを随所に散りばめ、歴史上のリアル感と恐怖感、反日感情を煽る！《フィクションストーリー》一部ネタバレあり

ストーリーはフィクションですが、731部隊の実験材料（マルタ）の標的にされた人たちが、忽然と姿を消し、女性の連続行方不明事件が起きることから始まります。

731部隊は10年以上に渡り、満州や京城で、捕虜や満州の人、朝鮮人を使って人体実験を繰り返し、人間を怪物に変異させることに成功したことで、軍病棟内は、恐怖に包まれます。

人体実験は、甕城（おうじょう）病院の地下で行なっており、実験に利用された人たちは、皆死んだり、殺されたり、病院の地下室に拘束されれば、生きて出た人はいない！という状況。

医学の発展とは言いながら、生きたままの人の腹を切り裂いて解剖を始めたり、
惨い実験研究室であることを強調して描いています。

そして、画家にリアルな解剖図や怪物の様子などを書かせたり、ホルマリン漬けにするなどして研究資料もたくさんあることで、犠牲者の数や残酷な研究を明らかにしていきます。

その死体の山、骸骨の山が、どれだけ犠牲が多いのか？も表現した場面もあります。

この人体実験が成功した場面により、目的が「怪物の生物兵器」を作り出す実験だったことが分かります。

反日感情を煽る！

日本の敗戦による終戦が予想される中、

「この世界初の怪物の誕生を天皇陛下にご報告すれば、どれだけ喜ばれるだろう！」

と、個人の犯罪ではなく、日本という国全体が喜ばしい成功であるかのように表現。

しかも、怪物の醜い姿や、人間を味方・敵の区別なく惨い殺し方をする無差別な暴力行動を見ても「美しい姿」と何度も成功を喜ぶ日本人の研究開発者：加藤中佐に対し、

「朝鮮人は、汚い！」

という場面が繰り返し飛び交います。

時には、吐しゃ物に顔を押し付けながら顔を踏みつけにしたり、朝鮮人が日本人によって暴力を受けている場面で、日本人の警官は日本人の暴力を見逃してあげる差別的な扱いもあります。

そのような度重なる場面により、反日感情を増幅させるような描写・セリフが多く飛び交い、そのたびに、視聴していて嫌悪感を抱くほどです。

そしてパク・ソジュンにまで、この惨い日本軍を批判するセリフや、「（自分は）生きて、ヤツらにずっと思い出させてやりたい。困らせてやりたい。私たちへの悪行を、記憶に刻ませます。」

というセリフが飛び出します。

本来なら、悪に立ち向かう決心をしたカッコイイセリフになるはずの場面ですが、違和感さえ感じます。

できれば、このような反日感情を露わにした言葉を、パク・ソジュンのセリフに入れてほしくなかったとさえ感じる言葉です。

特に、反日のセリフを言う時に、顔のアップとなり、登場人物に向けてというよりは、視聴者へ向けてセリフを言っているように感じられるようなカメラワークがあり、

特に、パク・ソジュンの言葉は、制作意図を喋らさせられているような違和感を感じました。

その辺りが、この時代、京城を舞台にした反日を描いたドラマ・映画は数多くある中で、強い違和感を抱いた理由でもあり、

ここまで、あからさまに反日感情を描いた韓国ドラマの作品は見たことがありません。

怪物を人体実験で作り出すという重いテーマのフィクションなだけに、日本が余計に悪く描かれている気がします。

そして、ドラマの後半、その怪物になった人は、ある登場人物の母親であることが分かり、さらに、母親の醜い姿にショックを受ける姿に、いかに惨い実験なのか、視聴する側も胸を痛めます。

反日的な描かれ方でさえなければ、新鮮な感覚のパニックドラマであり、スリリングなホラードラマとして評価できたかもしれません。

怪物を作り出した陸軍病院のモデルは731部隊

なぜ、ここまでリアルに反日的な場面が多く描かれたのか？

それは、実際にあった731部隊の生体実験がモデルになっているからと考えられます。

京城の10年前は満州で同じことをやっていること、当時の731部隊の時代背景に似た凄惨な人体実験として描かれ、冒頭でも「七三一」というネームタグが一瞬映ります。

この731部隊の実際の歴史に残る例を挙げてみると、

・731部隊には、病理学、解剖学、チフス研究、コレラ研究、凍傷研究、ウイルス研究、結核研究、天然痘研究などの優秀な専門家医が集められた。

・（731部隊が研究を重ねた）ペスト菌に感染したノミを寧波や金華に投下して成功。ほか、様々な細菌兵器を実験を兼ねつつ実用された。

・人体実験の被験者は主に捕虜やスパイ容疑者として拘束された朝鮮人、中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人等で、一般市民、女性や子供が含まれていたという。その数は、3,000人程度という証言もあります。

・ペスト患者の生体解剖。

・ガラスで覆われた部屋で行われたガス壊疽実験。裸で冷凍室に入れられ、死亡する過程を撮影する凍傷実験。
銃弾実験などのように、人体を極限まで破壊すると、人体はどのくらいの期間持ちこたえることができるのか、あるいはそこからどのように治療すれば回復させることができるのか、といった生理学的な研究も頻繁に行われた。

・子持ちの慰安婦を解剖し、母が死んだ後にその子どもは凍傷の実験台に使用。

・水だけを飲ませて何日生きられるかという耐久実験。

・炭疽菌爆弾の場合、被験者は榴流弾の弾子で負傷し、血だらけとなる。怪我した被験者を担架で部隊に運びこみ、どのような傷であれば感染が起こるか、何日間で発病するか、そしてどのように死んでいくかを観察。ほとんどが、数週間以内に死亡し、最後には内臓のどの部分が最もダメージを受けたかを解剖する。

・解剖後、第一部各課研究班では、ホルマリン容器に入った生首、腕、胴体、脚部、各種内臓の標本が、伝染病の種類や病状ごとに計1000個ほど保存していた。

・731部隊では、研究だけでなく、ペスト菌汚染された蚤を空中散布、チフス菌を井戸や畑の果物などに撒いた、細菌入りの饅頭を配ったなどとする証言もあり、生物兵器を実戦で使用していたと思われる。

・敗戦に際し、軍は関連文書の処分を命じ、施設は破壊するなどの証拠隠滅を図った。生存していた40-50人の被験者についても証拠隠滅のために殺害された。

・これらの研究資金は、東京大学に匹敵する年間200万円（1942年度）の研究費が国から与えられていた。

参考元：「Wikipedia」

など、他にも、様々な人権を無視した酷い実験は、ドラマに登場する怪物を研究する人たちと変わりないほど凄惨な研究が実際にあったようです。

実際の731部隊は、細菌兵器を研究する目的の中で、様々な人体実験を行ったようですが、

その研究目的がドラマでは、人間を「怪物に変異させる」ことができる研究というだけで、病院内の恐ろしい日常は、リアルに再現されたと言っても過言ではないほどの歴史が残っています。

京城クリーチャーをもっと分かりやすく解説！

クリーチャーとは？

獣（けもの）、創造物、怪物、怪獣、妖怪、化け物、妖精など、上の「神が創りし物」に対し、人や悪魔が創り出した物。

という意味があります。

舞台は、京城（読み方：キョンソン）。 大韓民国の首都ソウルの日本の植民地時代の呼び方。その京城に、クリーチャー（怪物）が登場する！というのが、ドラマのタイトルからも想像できますね。

炭疽菌とは？

シリーズ①のエピソード2で、眠らせた怪物を運ぼうとすると、兵士が「何か出てます！」と加藤中佐に報告すると、

「それは、炭疽（たんそ）菌だ！皮膚に、直接触れないように気をつけろ！」

と指示が出てきます。

《炭疽菌とは？》

炭疽(たんそ)とは、炭疽菌という細菌による感染症です。主に動物からヒトに感染し、ヒトへの感染源としてはウシやウマなどの草食動物が中心です。炭疽菌に感染した動物の組織や血液などとの直接接触や、生肉の摂取などによってヒトに感染し、ヒトが感染した場合には主に皮膚、腸、肺が障害されます。

炭疽は未治療の場合、死に至ることがある病気です。

《皮膚炭疽》
1～7日の潜伏期間を経て、感染した皮膚に発疹(ほっしん)が出現します。通常痛みはありませんが、かゆみを伴うことがあります。また、この発疹の周囲に水疱(みずぶくれ)ができ、やがて水疱が破れて黒いかさぶたになります。近くのリンパ節に感染が及ぶほか、血液中で菌が増殖して敗血症を起こすこともあります。

引用元：「Medical Note」

ドラマでは、炭疽菌に触れると、すぐに発症し、死に至っていますが、それも怪物の出す炭疽菌まで恐ろしく変異していることが伺えます。

このような炭疽菌の胞子が飛ぶ表現を見ただけでも、細菌の研究をしていた731部隊らしく、炭疽菌を利用して、感染をさせたことが想像できますね。

「八紘一宇」の文字が軍事病院に！

同じくエピソード2で、ユン・チェオク（ハン・ソヒ）が、甕城（おうじょう）病院の軍病棟の施設に忍び込んだ偵察中に、さり気なく、

「八紘一宇」

の文字があります。

《八紘一宇とは？》

「天下を一つの家のようにすること」または「全世界を一つの家にすること」を意味する語句であり、「天皇総帝論」、「唯一の思想的原動力」等ともいう。

1940年（昭和15年）8月に、第二次近衛内閣が基本国策要綱で大東亜新秩序を掲げた際、「皇国の国是は八紘を一宇とする肇国（ちょうこく、建国の意）の大精神に基」づくと述べ、これが「八紘一宇」の文字が公式に使われた最初となった。

「八紘一宇」は1940年の流行語になり、政治スローガンにもなった。

引用元：「Wikipedia」

見慣れない4文字熟語なので、見過ごしてしまいそうな場面ですが、細かいところに、日本の天皇陛下を天下とし、世界統一を図ろうとしている日本軍のイメージを演出しています。

マルタ とは？

ドラマ内では、地下牢に閉じ込められている人たちを「マルタ」と呼んでいます。

実際の731部隊で、「マルタ（丸太）」を、実験材料を意味した隠語の呼称にしていたことから、

ドラマ内でも、人体実験に利用される牢屋の人たちを実験材料として扱うシチュエーションとして、その対象者を「マルタ（丸太）」と呼んでいます。

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このように、歴史に残る史実を、緻密に織り交ぜることで、731部隊＝日本軍＝朝鮮を統治する日本を絶対悪として、描かれているようで、視聴していて嫌悪感を何度と抱きました。

しかし、このドラマを視聴するまで、「731部隊」の存在自体を知らないという人もあったようで、

現在の日本と韓国との歴史的関係を深く知ること、731部隊のような行為をしていた時代があった歴史から目をそらさずに知るためには、意義あるドラマだったのかもしれません。

怪物こそ研究したり作ったりはしていませんが、同じ人間を実験材料として扱い、非道な行ないをした731部隊が国の管理の中で行われたのは事実のようなので・・。

世界的な評価は高い

ネットフィリックスで世界配信をされると、このような日本の統治時代や731部隊に詳しくない世界各国では、新鮮なストーリーの怪物系恐怖ドラマとして、大変な高評価となり、

パート1が公開からたった3日でNetflixグローバル（世界各国）TOP10で3位に。

ミステリーと緊張感が与える没入感、リアルな演出など、この手の恐怖ドラマの中では、優れたストーリー、演出、俳優陣の演技などに、高い評価を得ています。

期待値の高い中、2024年1月5日より、シーズン2（全3話）がNetflixで追加で公開。

一方、反日的な演出に私同様に不快感を抱いた日本のレビューサイトには、レビュー評価が大変低くなっています。

★大好きだったパク・ソジュンに失望した。

★韓国がまた歴史を歪曲（わいきょく）しようとしている。

★不自然な日本語だから笑いしか出ない。

など、酷評が並んでいます。

一方、韓国は？というと、

韓国でも、評価は低くなっています。

★どこかのドラマにあったような「既視感」がある。

★気味の悪い怪物に「母性愛が残っている」のは、素直に感動できない。

★ラブロマンスの演出がイマイチ。

など、評価の内容は異なるものの酷評という点では日本と一致しています。

また、女優ハン・ソヒが、インスタに、1909年に中国のハルビン駅で伊藤博文を狙撃した安重根（アン・ジュングン）の写真と一緒に、コメントしたことに、

「安重根を載せるのは違うと思います。これでは反日と思われても仕方ないと思います。残念です」

など、辛辣なコメントが続々寄せられ、話題となりました。

音楽監督も、自身のSNSに「パク・ソジュンとハン・ソヒは、撮影中ずっと、これからは日本には行けないという思いで撮影に応じていた」などとメッセージをするなど、

関係者の間でも、「反日感情」と韓国人との狭間で、立ち位置に困惑した様子も伝えられています。

賛否両論の評価となるこの『京城クリーチャー』は、制作費700億ウォン（現在のレートで約76億円）を投じた傑作ではあるものの、

ストーリーの登場人物の「善」と「悪」が、「大韓民国」対「日本」に設定されていることや、韓国ドラマファンであるほど、既視感が気になる、という2点が気になるか、どうか？

ということになるのかもしれません。

ある意味、特別な思い入れの無い韓国ドラマ初心者の方が、楽しめるのかもしれませんね。

京城クリーチャーシーズン2 スタッフ死亡

シーズン2の最後に「私たちの仲間キム・ヒョンジョンさんとソ・ジフンさんに哀悼の意を表します」とテロップが出てきます。

ドラマ出演の俳優さんが亡くなられた？と思いきや、

Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン2のスタッフが死去した。

Netflixは本日（9月21日）「残念な気持ちでいっぱいだ。故人のご冥福を祈る。ご遺族にも深い哀悼の意を表する」と伝えた。

引用元：「Yahoo！ニュース」

というニュースが伝えられており、1人は小道具のスタッフであることが分かりました。

死因も、撮影中の事故なのか、詳しいことは分かっていません。

ニュースには、「死因は明らかになっておらず、警察は死因を把握するために国立科学捜査研究院に解剖を依頼している状況」とだけ書かれています。

テロップに出すほどの死となれば、やはり病死というよりも、撮影中の事故を個人的に想像してしまいます。

特にシーズン②は、爆破場面が多く、危険な撮影も多かったのかもしれません。

京城クリーチャーシーズン2はある？

2024年第3四半期に、Netflixでシーズン2の公開が予定されています。

シーズン1の終わり方は、いったんそれぞれの登場人物の生死や、日本の敗戦により、大韓民国独立！

までの流れをドラマ化しました。

ラストシーンでは、次回作の怪物になる人物の引継ぎがありましたので、このままでは終われない！

シリーズ2の可能性を残して終わっています。

現在、Netflixでは、シーズン2の舞台は、現代の韓国・ソウル。

シーズン1で戦争中に出会ったテサンとチェオクが、また違った形で「現代のソウル」にて新たなストーリーを展開する予定だと言います。

さらに、シーズン2では、見た目も立ち居振る舞いもテサンにそっくりな青年ホジェと、京城の春を生き抜いたチェオクを通して、運命に導かれた「良くも悪くも終わらない京城の縁」が明らかになっていきます。 キャストには新たにイ・ムソンとペ・ヒョンソンが加わります。

パク・ソジュンが「京城クリーチャー」出演に関したインタビュー内容の一部

パク・ソンジュンが、Netflixドラマ「京城クリーチャー」シーズン1の放送終了を記念するインタビューで次のようなコメントをしました。

僕も10年以上活動しながら、その時代を表現する作品を経験してみたかったし、作品というのは僕がやりたいといってできるものではなくて、すべてが合うべきだと思う。同じ考えで作品に臨まなければならないし、そのタイミングにこのような作品があるべきだと思う。ちょうど時代背景を反映した作品がしたいと思った時期に『京城クリーチャー』という作品があった。時代劇とクリーチャーという組み合わせも新鮮だったし、その時代を生きていく人物はどのような感じだろうかと考えるようになった。731部隊を扱ったというよりは、その部分がもっと重要だったと思う。

1月2日にイベントがあって日本に行ってきた。日本でも同時に公開されたので、日本人の友達に聞いたみたら『反感を持つ人たちの理由がよく分からない』と言っていた。知人だからかもしれないけれど、『面白く見た。多くのことを考えさせる作品だった』と言われて、公演に行く時もあまり心配しなかった。それほど心配はなかったと思う。

引用元：「K-styleyle」

その他にも、このドラマの出演を決めた理由に、

＊この時代を描くのに、多額の製作費が掛かることから、スポンサーを得るには、それなりな大物俳優の出演が必要で、すでに、声を掛けた人たちには、断われたこと。

＊日本に自分のファンがいることは分かっていたが、自分の俳優としてやってみたい時代の役柄を優先して決めたこと。

＊監督の熱意ある説明などに心が動かされた。

なども語っています。

出来上がった作品を視聴した感想としては、

自分も、冒頭の731部隊の場面は、衝撃的だった。

（怪物を研究することを除いて、）人間をマルタとして扱った研究が行われていた残忍な行為は、このドラマを観ることで、多くの人に記憶に刻んでもらいたい。

と、ドラマ内のセリフと同じような気持ちを語っています。

※このドラマを視聴したことで、「731部隊の存在を知った！」というレビューも多くあることから、黒い歴史がスポットに当てられたことは、それなりな意義があったのかもしれませんね。

 

 

 

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