韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン~龍の国~」の概要
韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン~龍の国~」の演出・脚本・視聴率など
【話数】全32話
【演出】キム・ヒョンイル/代表作「素晴らしい遺産~花咲く人生~」、シム・ジェヒョン/代表作「ゾンビ探偵」
【脚本】イ・ジョンウ/代表作「朝鮮ガンマン」「最強配達人~夢みるカップル~」
【制作・放送】2021年KBS放送、大河ドラマ
【最高視聴率】10.2 %
【受賞】2022年 KBS演技大賞(チュ・サンウク)、最優秀女優賞(パク・ジニ)、助演女優賞(イェ・ジウォン)の3冠を受賞。
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韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」主なキャストと代表作
俳優・女優(役名) | 過去の出演ドラマ・映画 |
★チュ・サンウク (イ・バンウォン《李芳遠》役) イ・ソンゲの五男。後の朝鮮第3代国王太宗。 |
・「不滅の恋人」 ・「還魂」 ・「華麗なる誘惑」 ・「ウラチャチャ!?」 |
★キム・ヨンチョル (イ・ソンゲ《李成桂》役) 李氏朝鮮初代国王太祖 |
・「王女の男」 ・「大王世宗」(太宗イ・バンウォン役) ・「私の国」(イ・ソンゲ役) ・「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」(太宗イ・バンウォン役) ・「剣と花」 |
★イェ・ジウォン (康氏役) 李成桂の第二夫人。後の神徳王后。「京妻」と呼ばれ、郷妻韓氏(第一夫人)より家柄が良く、夫に寵愛された。二男一女を産む。そのうち、八男の芳碩が世子に任命される。 |
・「ブレインズ」 ・「賢い医師生活」 ・「平日午後3時の恋人」 ・「今週、妻が浮気します」 |
★イェ・スジョン (韓氏役) 李成桂の第一夫人。後の、神懿王后。「郷妻」(故郷の妻の意味)と呼ばれ、咸州で暮らした。李成桂と結婚し6男2女を産んだが、六男は早逝。長男から五男芳遠までの生母。朝鮮建国前年に病死。 |
・「智異山<チリサン>」 ・「トップスター、ユベク」 ・「マザー」 ・「被告人」 |
★パク・チニ (閔氏役) イ・バンウォンの正妻。後の元敬王后。驪興閔氏一族の娘で、実家は儒教の名門。第4代朝鮮王世宗の生母。 |
・「ホジュン〜伝説の心医〜」 ・「ドクター探偵」 ・「銭の戦争」 ・「リターン」 |
★オム・ヒョソプ (イ・バンウ《李芳雨》役) イ・ソンゲの長男。新王朝を興す計画に反対し、離脱して山にこもるが、朝鮮建国翌年に病死。 |
・「智異山<チリサン>」 ・「禁婚令」 ・「魅惑の人」 ・「華政(ファジョン)」 ・「九家の書」 |
★キム・ミョンス (イ・パングァ《李芳果》役) イ・ソンゲの次男。後の朝鮮第2代王定宗。 |
・「広開土太王」 ・「客主〜商売の神〜」 ・「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」 ・「三銃士」 |
★ホン・ギョンイン (イ・バンウィ《李芳毅》役) イ・ソンゲの三男。 |
・「広開土太王」 ・「ボイス2」 ・「善徳女王」 ・「戦友」 |
★チョ・スンチャン (イ・バンガン《李芳幹》役) イ・ソンゲの四男。第二次王子の乱でイ・バンウォンと王位を争い、流刑にされる。 |
・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」 ・「素晴らしい遺産」 |
★オ・スンジュン (イ・バンボン《李芳蕃》役) イ・ソンゲの七男。イ・バンウォンとは異母兄弟だが、「第一次王子の乱」により殺される。 |
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★キム・ジンソン (イ・バンソク《李芳碩》役) イ・ソンゲの八男。朝鮮建国初の世子に封じられる。「第一次王子の乱」により異母兄弟のイ・バンウォンらに殺される。 |
・「大王の夢」(子役) ・「奇皇后」(子役) ・「ホジュン~伝説の心医~」(信城君役) |
★ソン・ドンヒョク (イ・ジラン《李之蘭》役) イ・ソンゲと義兄弟の契りを結んでいる。女真族で金の遺臣末裔で、配下を率いて帰化している。 |
・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」(イ・ジラン役) ・「大王世宗」 ・「大祚榮」 ・「龍の涙」(イ・スクポン役) |
★テ・ハンホ (イ・ファサン《李華善》役) イ・ジランの息子。 |
・「復讐代行人」 ・「ゾンビ探偵」 ・「皇后の品格」 |
★イ・グァンギ (チョン・ドジョン《鄭道伝》役) 高麗末期から朝鮮王朝初期の文官。儒学者。号は「三峰(サムボン)」。新王朝建国の提案し、イ・ソンゲを王に選び、据えた人物。「第一次王子の乱」によりイ・バンウォンらに殺される。 |
・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」(ハ・リュン役) ・「インス大妃」 ・「張禧嬪」 |
★チェ・ジョンファン (チョン・モンジュ《鄭夢周》役) 高麗の文官。儒学者。号は「圃隱(ポウン)」。イ・ソンゲの参謀だったが、袂を分かつ。高麗の忠臣として最後まで国を守ろうとして、バンウォンに暗殺される。 |
・「六龍が飛ぶ」(チョ・ミンス役) ・「トンイ」 ・「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」 ・「階伯」 ・「ホジュン〜伝説の心医〜」 ・「華政」 |
★ナム・ソンジン (ハ・リュン《河崙》役) 在野の学者。高麗末期の「都堂(トダン)」で摂政閣下(ハッパ)と呼ばれた権力者イ・イニム(李仁任)の義甥。 イニムの急死後、ミン・ジェに誘われ、バンウォンの知恵袋となる。号は「浩亭(ホジョン)」。 李氏朝鮮の太祖・定宗・太宗の三代で左議政として活躍。 |
・「大祚榮(テジョヨン)」 ・「広開土太王」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」 ・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「財閥家の末息子」 |
★イ・テリ (ヤンニョン《譲寧》大君役) 李褆。バンウォンの長男。自ら望んで廃世子となる。 |
・「最愛の敵〜王たる宿命〜」 ・「華政」 ・「大風水」 |
★チョン・シフン (ヒョリョン《孝寧》大君役) 李補。バンウォンの次男。 |
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★キム・ミンギ (チュンニョン《忠寧》大君役) 李裪。バンウォンの三男。後の第4代朝鮮王世宗。 |
・「女神降臨」 |
★キム・ビジュ (昭憲王后シム氏役) 忠寧大君の正室。世宗即位にと同時に昭憲王后になる。 |
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★キム・スンウク (シム・オン《沈温》役) 昭憲王后の実父。忠寧大君の義父。世宗の即位後、外戚排除を企んだ第3代国王太宗(バンウォン)によって陥れられ殺される。 |
・「六龍が飛ぶ」 ・「客主~商売の神~」 ・「華政(ファジョン)」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」 ・「大王世宗」 |
★チョン・テウ (イ・スクボン役) イ・バンウォンの側近。 |
・「龍の涙」(イ・パンボン・イソンゲの七男) ・「大祚榮(テジョヨン)」 ・「広開土太王」 ・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「客主~商売の神~」 |
★キム・ギュチョル (ミン・ジェ役) 元敬王后ミン氏の父。 |
・「大祚榮(テジョヨン)」 ・「広開土太王」 ・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「客主~商売の神~」 ・「インス大妃」 |
★ソン・ヨンテ (チェ・ヨン役) 高麗の英雄的存在の将軍。 |
・「大祚榮(テジョヨン)」 ・「広開土太王」 ・「鄭道伝(チョン・ドジョン)」 ・「客主~商売の神~」 ・「クンチョゴワン(近肖古王)」 |
韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン~龍の国~」あらすじ
1388年、高麗。遼東征伐に派遣されたイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、威化島で出兵を中止し、開京に引き返すことを決意する。
これに憤慨した禑王(イム・ジギュ)は、開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じた。
五男のバンウォン(チュ・サンウク)は家族を連れて逃げ、迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで、イ氏家門は生き残ったのだった。父や兄たちと合流したバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲには文官のバンウォンを戦に連れていくつもりはないのだった。
ソンゲが高麗の権力を掌握し、禑王は廃位に。しかし、禑王はソンゲ暗殺の計画を立てていた。それを知ったバンウォンは……。
韓国ドラマ「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」視聴した感想・見どころ
「太宗」の譲位から始まる冒頭
ドラマの冒頭、大臣や官僚たちが、皆、ひれ伏し、譲位を取り下げてくれるように懇願する場面から始まります。
この場面には、「太宗」を描く上で深い意味が込められています。
太宗は、過去に、何度も譲位をちらつかせ、粛清を行なってきたからです。
元敬王后閔氏の外戚は、世子(後の譲寧大君)が王位に就いたとき、元敬王后の4人の弟たち(外戚)に権力を分け与えてもらえると期待していたため、全員、太宗に粛清されたという史実が残されています。
この場面を韓国ドラマ「龍の涙」では、太宗が元敬王后閔氏の弟たちに対して「血を分けた兄弟でさえ殺した私が、お前たち外戚を殺すのに、何をためらうことがあろうか。」と脅し、元敬王后閔氏の弟たちが、凍り付く場面が印象的です。
このように「太宗」は、高麗時代、まだ、父イ・ソンゲが高麗王の臣下だったころから、邪魔な存在は、自分自身で積極的に排除(殺す)することで、朝鮮王第3代目に就いていたのです。
だからこそ、「譲位」という言葉に、「また忠誠心を試している」「また誰かが逆賊として粛清される」という恐怖感から、必死に王命の撤回を懇願していたのです。
そして、「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」の本編では、朝鮮王第3代目太宗の生涯で行った多くの恐ろしい一面を描くとともに、高麗の崩壊と新しい国が興るという、激動の時代が描かれます。
実際に、一つの国を滅ぼすということは、非常に悲惨な大量殺人も多く行なわれるもので、その多くをエピソードに描いたのは、韓国ドラマ「龍の涙」があります。
この韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」では、一部の残酷な殺人が省かれています。
より、実話に近いものをご覧になりたい場合は、韓国ドラマ「龍の涙」がおすすめです。
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朝鮮王国建国のきっかけは、威化島回軍から始まる!
朝鮮王国建国のきっかけは、威化島回軍から始まります。
朝鮮王国建国はチョン・ドジョンの発案で、その新しい国の国王に相応しいのは、強力な武力・軍隊を持ち、民に尊敬されていて、玉座に興味を持っていない人物としてイ・ソンゲ将軍を選んでいました。
イ・ソンゲ将軍の家族・子供たちの中で、野心家の者だけが乗り気で、イ・ソンゲ将軍は、ずっと断り続けていたのです。
そんな中、この『威化島回軍』こそが、イ・ソンゲ将軍がチョン・ドジョンの提案を受け入れ、高麗の臣下から高麗の逆賊に転身した瞬間とも言えるからです。
回軍すれば、王命に逆らうことになるので、後に引けない状態になるからです。
しかし、『威化島回軍』の大義名分は、「無理な進軍をさせた高麗の英雄である武将チェ・ヨンを処罰すること」であり、高麗を裏切った訳ではないように取り繕います。
その後、王権に勝る権力を手に入れ、武力を掌握したことで、建国に反対派の高麗の臣下を粛清、王と王族の処刑などを行ないつつ、民心が離れないような政策も行ない、建国までの道を、一つずつ事を起こしていくのです。

チョン・モンジュ(鄭夢周)の暗殺事件に、イ・ソンゲは、なぜ、激怒した?
実際に、イ・バンウォンが行ったとされるチョン・モンジュ(鄭夢周)の暗殺事件。この事件により、チョン・ドジョンを救い、建国に大きな功績を挙げたのに、イ・ソンゲは、なぜ、激怒したのでしょうか?
イ・ソンゲは、北方の国境付近で何度も勝利を収めて活躍した武将で、この戦いのうち、女真討伐戦の時に文官として従軍したのが鄭夢周で、親友と思うほどの間柄となりました。
イ・ソンゲが、開京入りし、政治に参加するようになると、戦ばかりで政治に疎いイ・ソンゲに対し、アドバイスをくれたり、高麗を弱体化させる李仁任一派を粛清する時にも、(崔瑩を含め)一緒に協力するほど、信頼の厚い関係となっていました。
しかし、そこに、「手の施しようがないほど腐ってしまった高麗を滅ぼし、民を救済したい。国を立て直すよりも、新しい国で、根本から作りなおした方が、民中心の世の中が作れる!」と考えるチョン・ドジョン(鄭道伝)と、
「腐っても鯛」のように、「2人の王に仕えず、高麗を立て直すことに尽力するのが、我々臣下(儒学者)の務めだ!」と、志を変えないチョン・モンジュ(鄭夢周)の思想が対立します。
この板挟みの中で、新王国を建てても、チョン・ドジョンとチョン・モンジュの二人と一緒に、政治をやりたいと考えていたイ・ソンゲは、どちらかを捨てられず、最後まで、説得をするつもりでいたのです。
その状況で、チョン・モンジュ(鄭夢周)がチョン・ドジョン(鄭道伝)を死に至らしめることが、建国を阻む最大の方法だと最後の手段に出た時、
イ・バンウォンの逆襲に会い、チョン・モンジュ(鄭夢周)は暗殺されたのです。
イ・バンウォンの決断が無ければ、朝鮮王国の建国は難しかったことでしょう。
だから、イ・ソンゲ以外は、誰もが、イ・バンウォンの功績は大きいと考えましたが、親友であり、政治を教えてくれた師匠でもあるチョン・モンジュ(鄭夢周)が無惨にも殺されたショックは、
イ・ソンゲにとって、それだけ大きかったのでしょう。
三部構成のストーリー
ドラマは、全32話(有料動画サービスでは全50話)となっていますが、太宗(イ・バンウォン)の生涯を描くということで、父のイ・ソンゲが、高麗王朝を滅ぼし、朝鮮王国を建てる第1部。
朝鮮王国を建国したものの、八男の世子冊封に気にいらない李成桂の第一夫人韓氏の産んだ子供たちによる反乱(王子の乱)をメインに描き、イ・バンウォンが玉座を手に入れるところまでが第二部に。
第三部として、王位に就いたイ・バンウォン(太宗)が、急に、元敬王后閔氏を冷遇し始め、玉座を守り、長男を世子にすることで、王室を安定させようとしますが、
長男は世子の資質が無く、三男の世宗を王位に就け生涯を終えるところまでのストーリーとなっています。
ストーリーの流れは、ほぼ歴史上の出来事と実在人物が出てくることで、実話の歴史劇という印象もありますが、
監督は、過去の同年代を扱ったドラマとは異なる解釈の実在人物の思いを描きたいという構想で演出されているだけだけあり、
他のドラマとは異なる印象の歴史上の人物となっています。
元敬王后閔氏の4人の弟が太宗に処刑される!
歴史上でも、元敬王后閔氏が4人の弟を太宗に処刑されています。
閔氏一族は、イ・ソンゲが高麗王朝を滅ぼすときも、イ・バンウォンが2度に渡る王子の乱で、玉座を手に入れるまでの内乱でも、多大な援助をし、功臣であるにも関わらず、
外戚としての権力を分け与えてもらうことを望んでいると察すると、4人の弟を外戚排除(処刑)をしています。
後に、世宗の外戚も、同様に、世宗の政治の妨げにならないようにというだけで、外戚排除を行ないました。
これまで、KBS大河ドラマである「龍の涙」(1996年放送、全159話)や「大王世宗 」(2008年放送、全86話)の中で、この悲しみを女優チェ・ミョンギルが、最高の名演技を魅せ、悔しさや悲痛を訴える元敬王后閔氏役を演じ高評価を得ています。
このイメージを超えるのは、難しいのではないかと思っていましたが、「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」で演じた女優パク・チニの元敬王后閔氏役は圧巻であったと評価できます。
最初は良妻な役作りのイメージで、優しく夫を支える妻から始まり、太宗が王位に就くと、一緒に戦った同志として玉座を欲しがる野心を魅せ、
その後、すべての弟の処刑に、太宗を恨めしく思いながら悲痛な声で泣き叫ぶ姿は、観ている側まで、心から胸が締め付けられるほどの悲しみが伝わってくる感動的な演技でした。
女優パク・チニの演技の幅を広げ、今後の活躍も期待できるのではないかと思います。
この演技に、女優パク・チニは、「2022 KBS演技大賞」で最優秀女優賞を受賞しています。
イ・ソンゲの落馬シーン撮影時の事故
イ・ソンゲが、ドラマ第7話で落馬するシーンを撮影する過程で、馬の後ろ足にワイヤーを結んで走らせた後、決まった場所で強制的に引っ張って転倒させました。
この撮影に動員された引退競走馬「カミ」は転倒すると同時に首が折れ、一週間後に死亡してしまいました。
動物虐待の論議が巻き起こると、政府が出演動物に対するガイドラインを作るなど保護措置を強化し、
ドラマは2週連続で放送休止中となり、KBSのプロデューサーなど製作陣3人は動物保護法違反の疑いで在宅起訴。
3人に対してそれぞれ1000万ウォン、KBSに対して500万ウォンの罰金刑を言い渡されました。
KBSの大河ドラマとしての制作意図
演出を務めるキム・ヒョンイルプロデューサーは、「KBSの大河ドラマのテーマは国家と権力、政治、その中で苦悩する人間を扱うこと」だとし、「イ・バンウォンこそ、それを最もよく表現できる人物」だと、イ・バンウォンを主人公に打ち出した理由を説明しました。
「イ・バンウォンが家と国家の間で真の国を作るためにどんな努力をしたのか、朝鮮開国の過程で周辺人物ではなくその中心に立っていた人物だということを見せたい。」という考察に対する見解を伝え、期待を高めました。
その解釈の中で、“最近、歴史的事実を基にした作品が歴史歪曲議論を起こしているため、ためらいがあったのでは”という問いに、「歴史的事実に対する研究と諮問はもれなくチェックしており、まったく心配する必要はない。しかし別の解釈があるかもしれないと思う。」と述べています。
キムプロデューサーは「今までの作品では『イ・バンウォンがなぜそんな行為をしたのだろうか』ということに対する質問が抜けていた。今回の作品はその理由を探る道のりだ。」と差別化を図った点を説明しました。
「太宗イ・バンウォン」は、朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォン(李芳遠)の人生にフォーカスを当てた大河ドラマで、高麗という旧秩序を倒し、朝鮮王朝という新しい秩序を作っていった“麗末鮮初”の時期を描いています。
「KBSの大河ドラマを5年ぶりに披露することになった」としながら、「KBSが大河ドラマの名家という名声を取り戻すきっかけになればと思う」と意気込みを話しています。
参考元:「KBSWORLD」
以上の制作意図から、これまでの同時代のドラマと比較し、歴史的事件は、取り上げながらも、他のドラマと異なる思いや事件の流れが描かれています。
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※各有料動画配信サービスは、頻繁に様々なドラマや映画を、配信の追加・配信終了を行なっています。そのため、上記の作品について、現在、配信状況が変わっていることがあるかもしれません。
最新情報については、各動画配信サービスで、ご確認の上、ご利用されますようにお願い致します。管理人で最終確認をしたのは、2025年2月時点の情報になります。