韓国映画「幼い依頼人」の概要
韓国映画「幼い依頼人」の監督・脚本・観客動員数など
【原題】 MY FIRST CLIENT
【監督】チャン・ギュソン/代表作「私は王である!」
【脚本】ミン・ギョンウン
【制作】 2019年
【観客動員数】20万人
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韓国映画「幼い依頼人」主なキャストと代表作
俳優・女優(役名) | 過去の出演ドラマ・映画 |
★イ・ドンフィ (ジョンヨプ役) 弁護士 |
・「朝鮮ガンマン」 ・映画「エクストリーム・ジョブ」 ・「アントラージュ」 ・映画「監視者たち」 ・「恋のスケッチ~応答せよ1988~」 |
★ユソン (ジスク役) 虐待する継母 |
・「馬医」 ・「とにかくアツく掃除しろ!」 ・「世界で一番可愛い私の娘」 ・「クリミナル・マインド」 |
★チェ・ミョンビン(子役) (キム・ダビン役) 虐待される姉 |
・「揀択(カンテク)」 ・「ボイス4」 ・「梨泰院クラス」 ・「100日の郎君様」 ・「刑務所のルールブック」 |
★イ・ジュウォン(子役) (キム・ミンジュン役) 虐待死させられる弟 |
・「九尾狐(クミホ)伝」 ・「最高のチキン」 ・「私の恋したテリウス」 |
韓国映画「幼い依頼人」あらすじ
2013年に実際に韓国で起きた、漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件を基に映画化したサスペンス。
ロースクールを卒業後、無職のジョンヨプ(イ・ドンフィ)は、姉の勧めで児童福祉館に臨時で就職し、継母から虐待を受けている姉弟と出会う。
数日後、憧れのソウルにある法律事務所に正式に就職したジョンヨプは、仕事中に電話を受け、ダビンの鼓膜が破れたことを知る。
ジョンヨプは継母からダビンを引き離そうとするが、かえって誘拐犯扱いをされてしまうので、その後は関わらずに、ソウルでの出世を目指す。
当初は、既に自分の手を離れた仕事だと事態を深刻に受け止めていなかった彼だが、やがて弟が殺害される事件が発生し、姉が事件の被疑者にされ衝撃を受ける。
それに違和感を覚えたジョンヨプは、彼女の弁護士になることを決心する。
韓国映画「幼い依頼人」の実話内容と、視聴した感想・見どころ

実際の事件の全容(映画の基になった事件内容で、あらすじとは異なります)
実際の事件(漆谷継母児童虐待死亡事件)の流れ
2012年、父親の再婚に伴い、継母(36)は、夫の連れ子だった姉妹と同居を始めました。
(実際には、弟でなく、妹が虐待死させられました。)
最初のうちは、継母は、父親不在の昼間を狙って虐待を繰り返し、帰宅した父親に、姉妹が「ウソをついた」「反抗した」などと嘘を報告したため、
夜には、父親からも、継母に逆らわないように暴力を受けながら叱られました。
姉妹は、警察に助けを求めたり、身体のアザや殴られて腫れあがった顔などを発見した学校側や悲鳴を聞いた近隣住民などが、児童保護機関に通報したこともありました。
しかし、通報により、虐待の確認が行われるたび、次第に、虐待はエスカレートしていき、
継母や父親は、執拗な抗議をするため、関係者らは、だんだんと見て見ぬふりを決め込んでいくようになりました。
このような、警察や学校、児童保護機関、親類から虐待の確認を迫られるたび、虐待の酷さがましていったのも映画で描かれている点では同じです。
その虐待内容は、映画を上回るほどの恐ろしい暴力が明らかになりました。
実際の虐待内容の一部
・唐辛子10個ずつを無理やり口に入れられた。
・ロープで体を縛られて階段から突き落とされた。
・姉を洗濯機に閉じ込めたままスイッチを入れて回し、セクハラと浴槽に閉じ込めた水拷問をした。
・腹部などを20回以上踏みつけ、口をふさいで拳で顔面を殴打。さらに瀕死の妹を2日間も放置し、死亡させた。
・妹が亡くなる直前の暴行で腹痛を訴えるにも拘らず、病院に連れて行かず、腸間膜破裂による腹膜炎で死亡させた。
・継母は姉に「自分が殺した」と供述するよう強要。
・父親は、虐待され、2日間も放置された瀕死の妹の様子を撮影し、葬儀の際に、姉に見せるような行動をしていた。
当時、確認されている姉妹の様子
・姉が地元の警察署を訪ねて「父と母から叩(たた)かれる」と訴えた。
・学校の証言によると、腫れ上がった顔面、顔だけでなく、腕や足に青あざができ、胸には噛みついた跡があった。
・妹が両耳から出血し、教諭に「継母に首を絞められた」と訴えた。
・生き残った姉は、裁判官に「(継母を)死刑にしてほしい」と訴える手紙を書いた。
事件の判決
【2014年4月の判決:妹を虐待して死亡させた疑い(傷害致死罪)の起訴】
継母には、傷害致死罪で懲役10年。父親には、児童福祉法違反の罪で懲役3年を言い渡した。
【2014年11月の判決:姉を虐待した疑いなどで追加起訴】
継母には、傷害致死罪で懲役9年。父親には、児童福祉法違反の罪で懲役3年を追加で言い渡した。
生き残った姉
当初、妹の死亡事件で、姉(12)が「ぬいぐるみを奪い返すため足で蹴ったら、妹が死んでしまった」と供述していた。
しかし、これに疑問を抱いた弁護士が、姉に心理治療をしたことにより、継母に強要されて陳述したことが判明しました。
その後も、姉は、PTSDを患い後遺症で苦しんでいるという話しもあり、映画のラストシーンのように、継母に実刑判決が下されたと言えど、数年後には、父親も出所するため、
明るい未来を得たと言えるほど幸せな環境になったとは言えないかもしれません。
加害者・被害者感情を考慮し、映画では、父親の暴力シーンについては触れず、また、姉弟への暴力シーンも、現実よりも、若干控えめな虐待の描き方にしたように思われます。
その一方で、虐待の社会問題に注目されるように、前半で、虐待のエスカレートしていくきっかけが通報にあることや、
学校や児童保護機関は、加害者であるはずの両親の協力が無ければ、救い出すことが出来ないという社会構造。
そして、警察は、死者が出るなど、事件扱いとなるまで動かない。
など、視聴者に理解してもらえるように、たっぷり時間を取って描いています。
実際には、弁護士は、事件後、犯行を自供した姉と初めて出会ったようですが、映画では、姉弟が虐待を訴える対象の一人に脚色することで、
虐待の訴えを放置し、自分の生活を優先させた後悔と反省をする人物として描き、救える命を救えなかったと非難される関係者の心情を描きたかったのだと思われます。
視聴した感想
ストーリーの感想と見どころ(ネタバレあり)
日本でも、子どもの虐待の事実が世間に知らされる多くは、子どもが虐待死をした後のこと。
それまでは、水面下で虐待は行なわれ、周囲でも、何となく異常に気付いていながら、
親に否定されれば、それ以上踏み込める立場に無い・・・。
というニュースをよく見かけます。
この映画は、父子家庭で、姉弟が貧しいながら、仲良く、明るい性格で生活していたところ、父親の再婚から、生活が一転しまうところからストーリーは始まります。
継母により、徐々に虐待がエスカレートし、姉は、学校の先生、児童福祉館などに助けを求めますが、
直接、継母に虐待の確認を行われることで、命の危険を感じるほどの虐待にエスカレートしていき、
真剣に救い出してくれそうな大人がいないなら、黙って、継母の言うことを聞くしかなくなっていく子供たちの心情を描いています。
ようやく人々の関心を引けるようになるのは弟が死んだことにより、ようやく注目される。
ところが、弟の死は、姉が殺したもの!
と、継母の罪まで被せられて、姉が世間の非難を浴びても、黙って受け入れるしかない。
後半には、涙が止まらない場面の連続です。
この映画では、虐待や弟を殺した真犯人を継母だと結び付けられる証拠が「ぬいぐるみ」や「映像」というのも、
実話から得た脚色であり、映像が偶然ではなく、父親が意図的に撮影した映像が証拠となったのならば、
面白がってやった実父の心境まで見えてくるようですね。
今この瞬間も、簡単には証拠を見せられない状況で虐待されている子供たちは、このような環境で我慢し耐えているのだとしたら、
社会がもっと、何らかの法整備、対応を早急にしなければならない現実があることを痛感できます。
日頃、隣人や、他の家庭のことに無関心な核家族が進む中、社会問題として、一石を投じる映画ではないかと思います。
そして、映画では姉弟を虐待をした継母自体も、母親の愛情を知らずに育ったという家庭環境であることから、自身も虐待をされながら育った可能性があります。
虐待や暴力によるPTSDを抱えている人は、視聴しない方が良いのではないかという意見もあるほどのリアリティある少女の心情や暴力シーンが入っており、
なぜ、子どもの虐待死が減らないのか、
どのように子どもが追い詰められて生きているのか、
虐待されてでも、生きること(殺されないこと)を選んだ子供に、もう一度真実を語らせることが如何に難しいほど、苦しみ抜いているのか、
ニュースから見えてこない、日本と韓国、虐待の事情は、そう変わりがないように思います。
社会問題として関心のある方に、おすすめな映画です。
キャストについて(ネタバレあり)
虐待される子役の姉弟が、オープニングで明るい性格で、笑顔が多く、実母の顔を覚えていないため恋しく思う姿が蘇るほど、
後半で、涙を誘います。
特に、弟(イ・ジュウォン)が、「死んだら天国で実母に会えるから嬉しいはずだけど、顔が分からないから見つけられない!」と、死に際に言うあたりは、本当に可哀そうな境遇を見事に演じ、涙腺が緩みっぱなしです。
姉役(チェ・ミョンビン)も、虐待で疲れ切っていく顔の表情が真に迫るものがありました。
この姉弟演じる二人は、多くの人気韓国ドラマに出演している名子役たちです。
一方、憎まれ役の継母役を演じた女優ユソンは、日頃、主人公をサポートする良いイメージの役どころが多いですが、
今回は、人前では、いいイメージの女性・いい母親に見えながら、裏では暴力を振るう悪女の継母役を演じるのに、悪女とはギャップ性のある印象だからこそいい配役だったのではないかと思います。
悪女になる前には、髪を結ぶ!という演出も、だんだんと迫ってくる恐怖のようなものを感じ、悪女を上手く演じていたように思います。
まとめ
このストーリーが、映画ではなく、実話だと知ると、虐待のニュースを見るたび、思い出してしまうような内容です。
韓国では、観客動員数が少なかったことから、関心の低い話題(ニュース)なのかもしれませんが、
日本のレビュー評価は、社会問題の点において、見過ごしてはならない! まさに”幼い依頼人”の心の悲鳴と状況を知ってあげてほしい!という感想が多くありました。
暴力による子供の支配と、マインドコントロールの恐ろしさを、
機会あれば、ぜひ一度、ご覧になってみてはいかがですか?
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