韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」の概要
韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」の演出・脚本・視聴率など
【話数】全20話
【原作】中国のテレビドラマ『宮廷女官 若曦』の原作でもある、中国の女性ベストセラー作家・桐華原作の小説『步步驚心』のテレビドラマ化
【演出】 チョ・ユニョン
【脚本】 キム・ギュテ/代表作「IRIS-アイリス-」「ライブ~君こそが生きる理由~」
【制作】SBS 2016年8月~2016年11月放送
【最高視聴率】11.3%
【公式サイト】https://kandera.jp/sp/rei/
【この作品関連の受賞】
《2016 SAF SBS演技大賞》
ベストカップル賞(イ・ジュンギ・IU)
韓流スター賞(イ・ジュンギ)
ファンタジードラマ男性優秀演技賞(カン・ハヌル)
ファンタジードラマ部門女性特別演技賞(ソヒョン)
《Soompi Awards 2016》
原作表現賞
今年のアイドル俳優(ベクヒョン)
最優秀ドラマOST(EXO-CBX「너를 위해(君のために)」)
《The 5th Annual DramaFever Awards》
Best Ensemble部門
Best Historical Drama部門
韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」主なキャスト情報
ワン・ソ(第4皇子)役 … イ・ジュンギ/代表作「無法弁護士〜最高のパートナー」「TWO WEEKS」「朝鮮ガンマン」「アラン使道伝」、映画「光州5.18」
コ・ ハジン/ヘ・ス(二役)役 … イ・ジウン(K-POPのIU)/代表作「キレイな男」「ドリームハイ」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」
ワン・ウク(第8皇子)役 … カン・ハヌル/代表作 映画「ミッドナイト・ランナー」「相続者たち」「ミセン-未生-」
ワン・ヨ(第3皇子)役 … ホン・ジョンヒョン/代表作「ペク・ドンス」「チョン・ウチ」
ペガ(ワン・ウク)(第13皇子)役 … ナム・ジュヒョク/代表作「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」「ハベクの新婦」「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」「映画:安市城 グレート・バトル」「まぶしくて ~ 私たちの輝く時間 ~」、バラエティ番組「三食ごはん」
ワン・ウン(第10皇子)役 … ベクヒョン(K-POPのEXO)
ワン・ジョン(第14皇子)役 … ジス/代表作「力の強い女ト・ボンスン」「ドクターズ~恋する気持ち~」
ワン・ウォン(第9皇子)役 … ユン・ソヌ/代表作「30だけど17です」
ワン・ム(第1皇子)役 … キム・サノ/代表作「となりの美男<イケメン>」「カインとアベル」
韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」あらすじ
ある日、化粧品販売員のコ・ハジンは、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまう。
目を覚ますと、なんとそこは高麗時代だった!
ハジンの魂は少女ヘ・スの体で目覚め、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活を送ることに。
そこで彼女が出会ったのは、世にも美しい8人の皇子たちだった。
優しい第8皇子ワン・ウクと惹かれ合う一方、冷徹な第4皇子ワン・ソに幾度となく危機を救われるヘ・ス。
ワン・ソの素顔に触れ、次第に距離を縮め始めた矢先、彼こそが後の第4代皇帝光宗だと知る。
果たして、ヘ・スの恋は歴史を変えてしまうのか——!?
※ストーリー引用元:「公式サイト」より
韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」視聴した感想・見どころ
史実の登場人物について
初代高麗王太祖王建の王妃(妃、側室、宮廷外の夫人を含む)は29名。その王妃たちの初代高麗王太祖王建の王子が25名、王女が9名という大家族なので、登場人物のほとんどが、家族(異母兄弟など)になります。
多くの皇子のうち、このドラマに登場している8人の皇子は、歴史上、この時代の記録に深い関わりがある人物だけを選んだと言えます。
主人公:ワン・ソ(第4皇子)のドラマの中で表現された史実
・「第4代王光宗」
・「血の君主と呼ばれるほど、大規模な粛正を行なった人物」⇒実際、血の君主と呼ばれた理由とは?
・「異母兄の第2代高麗王恵宗の娘婿になる」※恵宗の長女・慶和宮夫人は、叔父の第4代国王光宗の妃となる。
・「ワン・ウク(第8皇子)の実妹を妃(大穆王后)とし、異母弟を義弟・異母妹を妻とする」
・「複数の兄弟を殺す」
・「王建の第22妃信州院夫人康氏が光宗の養母で、宮廷外で育てられた。」
・恵宗の長男興化君を殺し、光宗に嫁いでいた恵宗の長女・慶和宮夫人は、兄の死後自殺をする。
・その他、光宗の行なった政治と粛正の詳細は、こちらの記事でご紹介しています。
>>>「光宗の政治と粛正の詳細」
ワン・ム(第1皇子)のドラマの中で表現された史実
・ワン・ムの母親の地位が低いため即位には反対者が多かった。
・「第2代高麗王恵宗」即位2年で亡くなる。
・「記録では病死と残っていますが、”毒殺された”という見方がされています。」
・娘(長女)を叔父のワン・ソに嫁がせる。
ワン・ヨ(第3皇子)のドラマの中で表現された史実
・ワン・シンニョムのチカラを借りて、即位した。
・「第3代高麗王定宗」即位4年で亡くなる。
・死の直前、光宗に譲位する。
ワン・ウク(第8皇子:王 旭)のドラマの中で表現された史実とその後
・光宗の異母弟。
・実妹が光宗に嫁ぎ、大穆王后となる。(それにより、異母弟である第8皇子ワン・ウクは、光宗の義弟にもなる)
【ワン・ウク(第8皇子)のドラマのその後の史実】
- 光宗の息子の第5代国王景宗の伯父にあたる。
- ワン・ウクの長男が「第6代国王成宗」になる。(※さらに、第8皇子ワン・ウクは、第7代高麗王穆宗(光宗の孫でもある)の祖父、第8代高麗王顕宗(ペガが「(王 郁)ワン・ウク」父親)の祖父にもあたる)
- ワン・ウクの娘二人(長女《献哀王后皇甫氏》、次女《献貞王太后皇甫氏》)が、光宗と実妹《大穆王后》の息子の第5代国王景宗に嫁ぐ。
- ワン・ウクの次女《献貞王太后皇甫氏》が、第5代国王景宗亡き後、ペガ(ワン・ウク)(第13皇子)と密通し、後に、生まれた息子が第8代国王顕宗となる。
- 光宗とワン・ウク(王 旭)の実妹《大穆王后》の孫(宣正王后劉氏)と、ワン・ウク(王 旭)の孫(第7代国王穆宗)が婚姻する。(※光宗と第8皇子ワン・ウクの孫同士の婚姻でもあり、光宗と大穆王后の孫同士で、いとこ同士の婚姻関係にもなる。)
ドラマでは、ヒロインの「ヘ・ス」と「玉座」を取り合ってライバル関係だったけど、親子三代に渡って婚姻関係を結び合う悪縁が、ずっと続いたみたいですね~!
大穆王后のドラマの中で表現された史実
・「ワン・ウク(第8皇子)の実妹」
・「第4代王光宗の妻」
・第5代国王景宗の母。
ワン・ウォン(第9皇子)のドラマの中で表現された史実
・「※謀反を起こし、光宗から毒薬を与えられ死ぬ。」
ワン・ウン(第10皇子)のドラマの中で表現された史実
・「ワン・ウンの祖父・王規(ワン・ギュ)が、王規の乱により、王堯(ワン・ヨ)と王昭(ワン・ソ)によって処刑される。」
・ドラマのように、王規(ワン・ギュ)一族は皆殺しされました。
ワン・ウン母子の生死については不明となっていますが、母の第16妃小広州院夫人王氏(ワン・ギュの長女)、広州院君(ワン・ウン)も処刑された可能性があるという見方をされています。
・ドラマのように、広州院君(ワン・ウン)に妻がいたかどうかは不明。
※「王規の乱」とは?
ワン・ウンの祖父の王規(ワン・ギュ)が、「第2代高麗王恵宗」亡き後、広州院君(ワン・ウン)を第3代高麗王にしようと企み、恵宗の寝所へ刺客を送り込んだ罪を謀反として、処刑された事変。
ドラマを観ても、ワン・ウンが兄たちを差し置いて、とても玉座に就けるような立場でないことは分かります。
しかし、当時、祖父の王規(ワン・ギュ)は、建国功臣で、娘二人を初代高麗王である王建の妃にし、三女は、第2代高麗王恵宗に嫁がせ、病気がちな恵宗に代わって政治的権力も掌握していたため、欲が出たのか、陥れられたのかは、分かりません。
勝者の記録として、謀反だったとして残されています。
(※「王規の乱」詳細は、こちら!)
ペガ(王 郁:ワン・ウク)(第13皇子)のドラマの中で表現された史実とその後
・「第8代高麗王顕宗」の父にあたる。
・玉座に関心はなく、風流を好み、光宗の粛正の時代は、巻き込まれないように宮廷を離れ、あちこちを旅しながらさすらっていたようです。
・第13皇子のペガの本当の名前は「(王 郁)ワン・ウク」のため、ドラマ上、ワン・ウク(第8皇子)「王 旭(ワン・ウク)」と区別しやすくなるように、”ペガ”という愛称にされたようです。
【ペガ(王 郁:ワン・ウク)(第13皇子)のドラマのその後の史実】
- 第5代国王景宗亡き後、景宗の妃であり、第8皇子ワン・ウク(王 旭)の次女《献貞王太后皇甫氏》と密通し、後に、生まれた息子が第8代国王顕宗となります。
- 密通の罪により、ワン・ウク(王 旭)の長男である第6代国王成宗によって、ワン・ウク(王 郁)は流刑後、997年に死亡。(韓国ドラマ「千秋太后」では、刺客に殺されています。)
- しかし、ワン・ウク(王 旭)の長男の第6代国王成宗には王子が生まれなかったため、ワン・ウク(王 郁)と実妹の献貞王太后皇甫氏との密通により生まれた息子が第8代高麗王顕宗になりました。
ワン・ウク(王 郁)が、姪(父:王 旭)と密通することにより、甥(父:王 旭)によって流刑罪になっています。
ワン・ジョン(第14皇子・文元大王貞《ジョン》)のドラマの中で表現された史実
・「ワン・ヨとワン・ソとは同腹母の実弟」
【ワン・ジョン(第14皇子・文元大王貞《ジョン》)のドラマのその後の史実】
- 王建の妃である貞徳王后柳氏の娘「文恵王后」とワン・ジョンは結婚(異母のいとこ同士)し、生まれた娘の献懿王后劉氏が光宗と異母姉《大穆王后》の息子の第5代国王景宗の第2妃となる。(それによって、後に、王に即位したわけではありませんが、文元大王貞《ジョン》という”大王”と呼とばれるようになったと言われている。)
- 「ワン・ジョンの娘が第5代国王景宗の妃」(※ワン・ジョンと同腹母の実兄である光宗との子ども同士の結婚なので、いとこ同士による婚姻関係になります。)
☆初代高麗王太祖王建の王妃・王子・王女の王族系譜を、もっと分かりやすく図解に!
以上のような史実をドラマに取り入れ、ヒロインのヘ・スのすべてと、ヘ・スとの友情・恋愛物語がフィクションということになります。
謀反の詳細な内容は、ほとんどが省略されています。
見どころ
イ・ジュンギは、インタビューの中で、ヘ・ス役のイ・ジウンさんの演技力を絶賛していました。
作曲家でもあり、プロデュースも手掛けている人なので、演技力が他の女優とは違う感性を持っており、勉強になった面が多いと語っていました。
イ・ジュンギ自身にとっても、今まで培ってきた自分の演技力のすべてを、このドラマに出し尽くした集大成と言える!と自身の自信作であると言っています。
二人の魅力的な演技力は、イ・ジュンギやイ・ジウンのファンでなくても、十分感動できる場面が多数観られるのではないでしょうか。
冒頭のイ・ジュンギは、無表情の中に、光宗の持つ恐怖感と冷酷さを上手く表現していました。
視聴者は、高麗という歴史上の世界を、イ・ジウン演じるヘ・スを通して、この高麗の建国間もない頃の生活や、歴史人物の人柄を見ることが出来るように、演出力も良かったと思います。
ドラマの前半は、ヘ・スがたくさんの皇子に好かれ、可愛らしい笑顔に羨ましくもなりますが、後半は、皇子たちとの仲が壊れていき、ほとんど、「涙の場面」「悲しい場面」「切ない場面」ばかりになります。
特に、ラストシーンのヘ・スから光宗への手紙を読む場面は、涙が止まりません。
イ・ジュンギの様々な感情を使い分けた演技力、イ・ジウンの微笑ましい笑顔、カン・ハヌルの優しい笑顔からラストにかけて、だんだんと痩せこけていく老いを感じさせる顔の表情など、
出演者の意気込みと演技力が結集した良い作品になっています。
まだ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」を観ていない韓国ドラマファンには、特に、お勧めのドラマです!
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