KCIA 南山の部長たち 1979年の朴正煕暗殺事件の実話 イ・ビョンホン主演 韓国映画

3.0
大統領関連ドラマ

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韓国映画「KCIA 南山の部長たち」情報

韓国映画KCIA 南山の部長たち情報

【原作】キム・チュンシク『実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」』
【監督・脚本】ウ・ミンホ/代表作映画「インサイダーズ/内部者たち」、映画「麻薬王」
【脚本】イ・ジミン/代表作映画「密偵」
【制作】2020年
【観客動員】475万人、※観客動員数ランキングを見る!
【公式サイト】http://klockworx-asia.com/kcia/

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韓国映画「KCIA 南山の部長たち」主なキャストと代表作

俳優・女優(役名)過去の出演ドラマ・映画
★イ・ビョンホン
(キム・ギュピョン役)
・大韓民国中央情報部(KCIA)部長。
(KCIA第8代部長金載圭(キム・ジェギュ)をモデル)
・大統領暗殺の首謀者
・「IRIS-アイリス- 」
・「オールイン 運命の愛」
・映画「密偵」
・映画「インサイダーズ/内部者たち」
・映画「王になった男」
・映画「JSA」
★イ・ソンミン
(パク大統領役)
・第5~9代大統領朴正煕をモデル
・「華政(ファジョン)」
・「ミセン~未生~」
・「キング~Two Hearts」
・「大王世宗(テワンセジョン) 」
★クァク・ドウォン
(パク・ヨンガク役)
・元KCIA部長。
(KCIA第4代部長金炯旭をモデル)
・映画「哭声/コクソン」
・映画「アシュラ」
・映画「朝鮮魔術師」
・映画「弁護人
・映画「母なる証明」
★イ・ヒジュン
(クァク・サンチョン役)
・大統領警護室長。
(第3代大統領警護室長車智澈(チャ・ジチョル)をモデル)
・「青い海の伝説
・「王女の男」
・映画「1987、ある闘いの真実」
★ソ・ヒョヌ
(チョン・トヒョク役)
・第11・12代大統領全斗煥をモデル
・「テバク」
・「グッドワイフ」
・映画「毒戦 BELIEVER」
・映画「死体が消えた夜」
★パク・チイル
(キム・ケフン役)
金桂元(キム・ゲウォン)をモデル
・大統領府秘書室長で、事件現場に居合わせ、事件の貴重な証言者となる。
・共犯者として、終身刑を宣告されるも、後に、特赦される。
・「緑豆の花」
・「輝く星のターミナル」
・「病院船
・「華政(ファジョン)」
・映画「ノンストップ」
★キム・ミンサン
(参謀総長役)
鄭昇和をモデル
・共犯者容疑をかけられる。
・映画「国家が破産する日」
・映画「LUCK-KEY/ラッキー」

韓国映画「KCIA 南山の部長たち」あらすじ

1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。

大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?

さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。

更には回顧録を執筆中だともいう。

激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。

それが、やがて自らの運命をも狂わせる哀しき暗闘の幕開けとも知らず・・・。

※ストーリー引用元:「公式サイト」より

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韓国映画「KCIA 南山の部長たち」視聴した感想・見どころ

KCIAについて

韓国映画「KCIA 南山の部長たち」の事件とは?

この映画は、故朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、腹心であるKCIA部長によって暗殺された実話の事件で『実録KCIA―「南山と呼ばれた男たち」』(キム・チュンシク原作)に基づいて描かれています。

事件は、1979年10月26日、朴正煕大統領と車智澈大統領府警護室長が、金載圭KCIA部長によって殺害されたという実際にあった暗殺事件を取り上げています。

その関係者の名前をフィクションとしつつも、実話を基にしているので、

なぜ、大統領が暗殺をされたのか?

大変興味深いストーリー内容です。

実際の「KCIA」とは?

KCIAとは、大韓民国中央情報部の略称(KCIA)になります。

KCIAの組織は、1961年、朴正煕によるクーデター成功の1ヵ月後に、韓国初の情報機関として、

大韓民国国軍の諜報機関である対敵諜報部隊のメンバーを中心に設立されました。

中央情報部(KCIA)は、巨大な権限を武器に、朴政権を長期的に支えました。

その権限は、大統領の次ともいわれるほどの権力があり、

中央情報部の本部の所在地は「南山(ナムサン)」にあることから、その歴代の部長は、「南山の部長たち」と呼ばれ、存在自体を恐れられていたそうです。

じゃあ、朴正煕は、自分で組織した諜報機関のトップに、

自分自身が暗殺されたっていうこと~!?

朴正煕大統領暗殺事件の被害者
  • 朴正煕 – 大韓民国大統領(金載圭によって射殺)
  • 車智澈 – 大統領府警護室長(金載圭によって射殺)

のほか、警護関係者4名死亡、警護・料理関係者の重傷者3名が巻き込まれました。

数名での宴席で殺されたため、料理関係者も巻き込まれたみたいね~。

中央情報部(KCIA)の活動について

本来は、主として、「北朝鮮に対する諜報活動」及び「工作員の摘発」や、「反政府運動の取締り」とありますが、

この映画によると、「朴正煕大統領にとって、邪魔な存在を密かに暗殺する」などの仕事も担っていたようです。

実際にあった有名な事件では、

金大中事件(1973年)

コリアゲート事件(1970年代)

などにもKCIAが関わっていたほか、このほかにも多数の事件に関わっているようです。

また、映画の中にもあった、KCIA元部長の殺害の場面について、

亡命先で朴正煕政権の不正を暴露し、回顧録を作っていると公表した後、第4代中央情報元部長金炯旭(映画では、パク・ヨンガク役)が失踪した事件についても、

1979年10月に当時のKCIA部長金載圭の指示により、フランスのパリで殺害されたとする中間調査結果が、2005年5月26日に発表されています。

金大中事件とは?

1971年大韓民国大統領選挙で、朴正煕(パク・チョンヒ)現役大統領(当時)に、金大中(キム・デジュン、後の第15代大統領)は、僅差で落選しました。

この僅差での勝利に危機感を覚えた朴正煕側は、何度も、金大中暗殺・抹殺を、韓国中央情報部 (KCIA) によって行いました。

この大統領選直後には、大型トラックが金大中の車に突っ込み、3人が死亡。金大中は腰と股関節の障害を負う怪我をしました。

後に、韓国政府はKCIAが行った交通事故を装った暗殺工作であったことを認めました

1973年8月8日には、金大中(キム・デジュン)が、日本の東京都千代田区のホテルグランドパレス2212号室から拉致されて、船で連れ去られ、

ソウルで軟禁状態に置かれ、5日後にソウル市内の自宅前で発見された事件も起こりました。

その時、金大中が海に投下されることを覚悟したときに、追跡していた日本のヘリコプターが照明弾を投下したことで、死を免れたそうです。

1980年5月18日、政治活動を再開したことが原因で金大中は、再び逮捕。この時朴正煕はすでに暗殺されていましたが、

軍を掌握していた全斗煥将軍によって、金大中は逮捕、死刑判決を言い渡されました。(後に特赦

このような事件の陰で動いているのが、KCIAになります。

KCIAは、1981年 1月、全斗煥政権により、中央情報部を拡大して、再編した「国家安全企画部」(ANSP)に生まれ変わり、

1999年 1月、第15代大統領に就任した金大中政権以降は、国家安全企画部廃止して、大幅に縮小した大統領直属機関として国家情報院を新設しました。

韓国映画「KCIA 南山の部長たち」を視聴した感想

朴正煕(パク・チョンヒ)暗殺事件があったことや、腹心であるKCIA部長が、更迭される不安などから事件に及んだという大まかなことは知っていましたが、

無能な人が更迭されそうなのを不安に思う単純な事件と異なり、中央情報部(KCIA)の活動そのものに、疑問を持ったキム・ギュピョンが描かれており、

非常に奥が深い事件だと思いました。

大統領の座が揺らぎそうなら、「対応策に何でもあり!」というのが、仕事であれば、確かに、大統領の気に入る結果を持ってくる部下が優秀と言えるのでしょうが、

そこに、人の命や人権侵害など、余計な考えが入ることで、「穏便に解決できないか?」と思うようになったことが、

結果として、至らない部下、無能な部下である!

と評価されるようになってしまいました。

確かに、自分の左遷をチラつかせられなければ、暗殺までには至らなかったのかもしれない面をみると、不満をぶつけた復讐とも言える部分もあるのかもしれません。

しかも、この大統領への復讐心と自身が次の大統領になろうと思った内乱罪で軍事裁判にかけられた動機は、全斗煥による調査発表のものなので、

どこまで信用できる動機なのかは不明ですね!

見る人によって、この主人公キム・ギュピョンの決断には、賛否両論な意見があることでしょう。

また、「民主化のため!」

という暗殺目的の主張に関しては、結局、全斗煥政権により、軍事政権は継続したので、真の民主化のためなら、ほかにも、手段を講じるべきだったという見方もあるでしょう。

映画でも、暗殺までは、存在感の薄かった全斗煥が、暗殺事件後、秘密資金を持ち出すところは、恐怖映画のように、背筋が凍るような雰囲気がありますね。

その後、さらに、全斗煥による軍事政権が8年間も続くことを想像すると、朴正煕のもとで、軍事政権の掌握の仕方を、しっかり学んでいたとしか思えないような行動であり、

絶妙なタイミングで、全斗煥が権力を我が物にしたことが感じられます。

映画のラストに、KCIA第8代部長金載圭(キム・ジェギュ)本人の肉声で、最終陳述で、自身の思いを語るのが、非常にインパクトがありました。

判決前、最後に、暗殺者本人が何を語るのか?

映画で、ぜひご覧になってみるといいと思います。

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