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史実の武将ヤン・マンチュンを描いた映画”安市城 グレート・バトル”を視聴した感想・動画配信・キャスト

3.5
ーPRー

実在の武将・史実に残る戦
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韓国映画「安市城(読み方:あんし じょう) グレート・バトル」の概要

韓国映画「安市城 グレート・バトル」の監督・脚本・観客動員数など

【監督・脚本】キム・グァンシク/代表作「映画:ゴシップサイト 危険な噂」「映画:僕のヤクザみたいな恋人」「美賊イルジメ伝」
【制作】2018年公開、※『新感染 ファイナル・エクスプレス』の製作陣が放つ歴史アクション。
【観客動員数】500万人超え、※観客動員数ランキングを見る!

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韓国映画「安市城 グレート・バトル」主なキャストと代表作

俳優・女優(役名) 過去の出演ドラマ
★チョ・インソン
(ヤン・マンチュン役)
・「ムービング
・「大丈夫、愛だ」
・「その冬、風が吹く」
・「星を射る」
・「バリでの出来事」
★ナム・ジュヒョク
(サムル役)
・「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~
・「ハベクの新婦」
・「まぶしくて ―私たちの輝く時間―
・「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~
・「三食ごはん コチャン編」(バラエティ番組)
★パク・ソンウン
(太宗役)
・「リメンバー~記憶の彼方へ~」
・「階伯(ケベク)」
・「イケメンアイドル☆ビッグヒート」
・「栄光のジェイン」
・「空から降る一億の星」
★キム・ソリョン(K-POPアイドルのAOAメンバー)
(ペクハ役:マンチュンの妹)
・「私の国」
・「オレンジ・マーマレード」
★ユ・オソン
(ヨン・ゲソムン役)
・「キミはロボット
・「私の国」
・「客主~商売の神~
・「朝鮮ガンマン」
・「シンイ-信義-」
・「鉄の王キム・スロ」

韓国映画「安市城 グレート・バトル」あらすじ

西暦645年、唐の皇帝・太宗は朝鮮半島全土をも支配下に置くべく、自ら20万人を超える大群を率い高麗軍の都へと進撃を続けた。

高麗軍の城主が次々と降伏、敗走する中、安市城の城主ヤン・マンチュンは国を守るため、高麗軍の民を守るため、たった5000人の兵を率い、

無謀とも言える孤立無援の戦いを挑むことを決意する。

※ストーリー引用元:「公式サイト」より

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韓国映画「安市城 グレート・バトル」視聴した感想・見どころ

見どころ

◆実力派スタッフが終結して製作した、本国NO.1ヒットの歴史アクション超大作!
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の製作陣が手がけ、『銀魂』の武術監督チャン・ジェウクが手掛ける大作アクションは、見どころと言えるでしょう。

韓国では、2018年度最高の制作費(約15億円)を投じたと呼び声も高く、興行収入ラインキング第一位を記録。
観客総動員数500万人をこえる大ヒットとなっている。

◆本物の歴史的背景を元に描かれた、臨場感あふれる圧倒的スケールの戦闘シーン!
実在した伝説の将軍をモデルに描かれた20万人の大群vs5000人の小群の戦い。645年唐がアジア全土を支配下に置こうと高句麗に侵攻。
高句麗側の城がいくつも陥落していく中、安市城は攻略できず唐の高句麗侵攻撤退のきっかけを作ったといわれる。

◆韓流豪華スターの共演
チョ・インソン(ザ・キング:韓国クライムサスペンスドラマ等、数々の韓国ドラマ、映画に出演し、大韓民国映画大賞 主演男優賞等数々の受賞歴あり)と人気急上昇の実力派若手スター、ナム・ジュヒョクの共演 。
ナム・ジュヒョクは本作で青龍映画大賞を始めとする数々の新人賞を総なめに! K-POPアイドル(AOA) キム・ソリョンも出演!

※引用元:「Amazon」より

史実と重なる部分(安市城の戦い・武将ヤン・マンチュン)

この映画の戦いの3年前(642年)、高句麗の淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)が、親唐派の第27代王栄留王とその側近を180人余りを殺害し、宝蔵王を第28代王位につけ、自らが最高権力者の実権を握るというクーデターを起こしました。

これにより、高句麗が親唐派から反唐派へと変わったことを理由に、唐の太宗は推定17万人とされる軍勢を率いて高句麗へ親征しました。

その時、陸軍は蓋牟城・白巌城・遼東城を落とし、水軍は、卑沙城を落し、安市城は、孤立した状態になっていました。

孤立した安市城の状態を地図で分かりやすくしたもの

画像引用元:「Wikipedia」より

この時、唐の軍勢は、20万人近く、安市城は、推定5,000人という兵の数だったため、誰もが、安市城が陥落するのは時間の問題のため、他の城へ移るという考えが当然の判断でした。

ところが、この安市城の城主である楊萬春(ヤン・マンチュン)は、安市城は、地形に恵まれた要塞のような城であり、守城戦に強いこと。そして、安市城の民の移動にも時間がかかることから、

唐を迎え撃つ決心をしたみたいです。

ヤン・マンチュンの指揮の下、安市城は簡単には陥落せず、逆に唐の兵の犠牲が多くなってしまったことから、

この映画のように、唐は本当に城の前に土山を築いたところ、それが崩壊して兵士に大きな被害を出し、結局この作戦は失敗に終わったという記録が残っているようです。

実際のところ、山が崩壊した理由は、工事ミスか、高句麗の仕業なのかは不明です。

この城の前に土山を築くという馬鹿げた展開は、現実的に無茶苦茶なストーリーのように見えて、

”実は史実である!”

というところが、韓国ドラマの史劇を観る面白さでもあります。

 

山が崩壊した後、ヨン・ゲソムンが数万の兵を率いて到着したため、唐軍は敗退を決めます。

退却を開始した唐軍ですが、高句麗軍に追い詰められ、慌てて逃げる中、途上に荒天や厳寒にも遭遇し、さらに大きな被害も出たようです。

特に、太宗(李世民)は、この戦の中で、左眼を怪我し、その怪我が原因で、帰国して3年後(649年)に、亡くなったと言われています。

亡くなる時の遺言には、今後、高句麗を二度と攻めないように、言い残したとも言われています。

これらの唐の第一次侵攻の様子は、韓国ドラマ「大祚榮(テ・ジョヨン)」の冒頭でも、描かれています。

視聴した感想

韓国ドラマ「大祚榮(テ・ジョヨン)」は、冒頭のストーリーで、高句麗の強さを象徴した戦としてこの「安市城の戦い」を描いたのに対し、

映画「安市城グレート・バトル」では、城主のヤン・マンチュンが、高句麗の援護を受けられない状態で、勇猛果敢に戦った英雄であるように描かれています。

ラストシーンで、太宗(李世民)に向けて矢を放つ場面では、傷だらけの手で、痛みをこらえながら、朱蒙(チュモン)の矢を放った瞬間、本当に感動しました。

戦の描かれ方が、腕や足がもげたり、首が跳ねられたり、残酷シーンが多いので、小さなお子様とは一緒に見ない方がいいでしょう。

それほど、戦いの規模や演出など、ドラマでは観られないほどの圧巻な戦闘シーンでした。

制作費(約15億円)を投じただけのことはある迫力ある攻防戦で、現実の戦を目の当たりにしているような光景でした。

日頃は、温厚な性格の登場人物を演じることが多いナム・ジュヒョクですが、この映画では、別人かと思うほど、シリアスでたくましい姿を観ることが出来ました。

ナム・ジュヒョクは、本作で青龍映画大賞を始めとする数々の新人賞を総なめにしました。

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