韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」（主演リュ・スンボム、イ・ヨウォン）動画配信・感想・キャスト・韓国映画

韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」の概要

韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」の演出・脚本・観客動員数など

【原作】東野圭吾（直木賞受賞ミステリー小説「容疑者Xの献身」）
【監督】パン・ウンジン
【脚本】イ・チョンファ、イ・コンジュ、キム・テユン
【制作】2012年、KNエンターテインメント制作、本編119分
【観客動員】公開10日で観客数100万人を突破のヒット作！（興行収入 US$10,187,540：換算値）
※2008年に日本版、2012年に韓国版、2017年に中国版としてそれぞれ映画化された。

韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」主なキャスト

ソッコ役　…　リュ・スンボム

ファソン役　…　イ・ヨウォン/代表作「馬医」「善徳女王」「僕は彼女に絶対服従～カッとナム・ジョンギ～ 」「私の期限は49日」、映画「光州5.18」

ミンボム役　…　チョ・ジヌン/代表作「根の深い木」「チュノ～推奴～」

韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」あらすじ

「僕に任せてくれれば、お二人を守ります…」

高校の数学教師として孤独に暮らすソッコは、ある日、隣室に引っ越してきたファソンが偶発的に元夫を殺したことを知る。

ソッコは、人知れず見守ってきた彼女のために、完璧なアリバイを考え出す。

最も有力な容疑者であるファソンは警察に疑われるが、驚くべきことに嘘発見器もすり抜け捜査線上から遠ざかる。

完璧なアリバイを証言したファソンだが、ミンボムは確実な動機を持つ彼女が犯人だと執拗に追跡し始める。

※ストーリー引用元：「 TWIN」公式サイトより

韓国映画「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」視聴した感想・見どころ

日本版「容疑者Xの献身」について

日本では、2008年「容疑者Xの献身」が映画化されました。

その時は、福山雅治主演のガリレオシリーズとして、

天才物理学者（福山雅治）　対　天才数学者（堤真一）

の対決として制作されました。

主演の福山雅治さんが演じる天才物理学者湯川の存在感が大きく、視聴する前から、必ず、湯川が解明することが想像できる展開なので、どちらかというと、「福山雅治さんのガリレオを楽しんだ」という印象があります。

韓国版「容疑者Ｘ 天才数学者のアリバイ」について《一部ネタバレ》

物理学者は、登場しません。

警察のミンボムが、ファソンが疑わしいのに犯人になる証拠が一つもないことに疑念を持ち、捜査を続ける刑事事件もののような流れです。

福山雅治さんのような存在感のある役どころ（俳優）はいません。

また、いないというよりも、女優のイ・ヨウォンは、主演ドラマでは存在感がありますが、この映画では、その辺にいそうな平凡な女性を演じ、あえて、普通の女性に見せている感じがします。

天才数学者ソッコも、平凡な独身男性の風貌で、身近な世間を演出しているのかもしれません。

日本版との大きな違いは、ラストシーンになります。

天才数学者ソッコが、殺人の罪をすべて背負って、警察署から護送される時に、ファソンはソッコからの手紙を読み、涙を流しながら護送車を追いかける場面で終わります。

このあと、ファソンは、出頭するのか、それとも、ソッコの気持を受け入れて罪を償わずに生きていくのかは、視聴者の想像に任せる！

というような終わり方なので、見た人によって、ラストシーンの続きは、異なるかもしれません。

このソッコのメッセージには、主人公のファソンにとどまらず、視聴者も涙が止まらなかったという感想が数多くあります。

そして、ここで泣かせるために、今まで、このような場面があったのかと思うと、見ているときよりも、見終わった後から、この映画の良さの実感が湧いてきます。

同じあらすじでありながら、そのようなあたりが、日本版との大きな違いと言えるのではないでしょうか。

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