華麗なる遺産・視聴した 感想・動画配信・キャスト・韓国ドラマ情報

韓国ドラマ「華麗なる遺産」の概要

韓国ドラマ「華麗なる遺産」の演出・脚本・視聴率など

【話数】全28話
【演出】チン・ヒョク/代表作「風の絵師」「青い海の伝説」「検事プリンセス」「シティーハンター in Seoul」「主君の太陽」「ドクター異邦人」
【脚本】ソ・ヒョッキョン(ソ・ヒョンギョン)/代表作「検事プリンセス」「TWO WEEKS」
【制作】SBS放送　2009年
【最高視聴率】47.1%

韓国ドラマ「華麗なる遺産」主なキャスト

コ・ウンソン役　…　ハン・ヒョジュ/代表作「ムービング」「トンイ」「W-君と僕の世界-」「春のワルツ」、映画「監視者たち」

ソヌ・ファン役　…　イ・スンギ/代表作「花遊記」「九家の書〜千年に一度の恋〜」「キング 〜Two Hearts」「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」「僕の彼女は九尾狐＜クミホ＞」

ユ・スンミ役　…　ムン・チェウォン/代表作「ケリョン仙女伝～恋の運命はどっち!?～」「グッド・ドクター」「優しい男」「王女の男」「風の絵師」

パク・ジュンセ役　…　ペ・スビン/代表作「トンイ」「天使の誘惑」「朱蒙」「海神」「私の期限は49日」「秘密」

韓国ドラマ「華麗なる遺産」あらすじ

留学先のNYからソウルに一時帰国した社長令嬢コ・ウンソン(ハン・ヒョジュ)は、機内でカバンを取り違えたことに気づかずに帰宅。

カバンの持ち主ソヌ・ファン(イ・スンギ)という男に連絡するが、彼の傍若無人な行動に振り回され、カバンも返してもらえない事態に！

その後、ウンソンは、父の会社が倒産、そしてその父の事故死という不幸に見舞われる。

追い討ちをかけるように、継母ソンヒは死亡保険金を横取りし、ウンソンと弟ウヌを突き放す。

そんな中、今度は最愛の弟ウヌが行方不明に…。

絶望のどん底にあるウンソンに救いの手を差し伸べたのはファンの幼馴染で、彼女に惹かれはじめていたジュンセだった。

そんなある日、ウンソンは道端で倒れていた老婆を助ける。

偶然にも、その老婆はファンの祖母で≪チンソン食品≫の社長スクチャであった。

家庭の事情を知り、ウンソンの人柄にも惚れ込んだスクチャは、彼女を家に迎え入れることに。

同居人として最悪な再会を果たすウンソンとファン。

さらに、孫のファンに失望していたスクチャは、全遺産をウンソンに相続すると宣言し、ウンソンとファンはますます険悪な仲になっていく。

果たしてスクチャの真意は？そしてウンソンの運命は…？

※ストーリー引用元：「BSフジ」より

韓国ドラマ「華麗なる遺産」視聴した感想・見どころ

キャストについて

この「華麗なる遺産」が韓国で最高視聴率47.1%という数字を稼ぎ出した魅力は、どういうところなのでしょうか？

まず、言えることは、ハン・ヒョジュ、イ・スンギ、ムン・チェウォンなど、最近のヒット作メーカーと言われる主演俳優・女優の作品であることが挙げられます。

ハン・ヒョジュは、翌年、「トンイ」に主演し、最高視聴率35.6%を出し、イ・スンギも、次回作から視聴率20%を超えるヒット作を次々と連発させるなど、その人気の高さと演技力を評価されています。

このドラマでは助演のムン・チェウォンも、2011年からは「王女の男」（視聴率24.9%）を出すなど魅力を開花させ、現在は、主演女優として活躍中ですね。

また、ペ・スビンも人気作品の助演で多く出演していますが、その後、「トンイ」でハン・ヒョジュと再共演し、パク・ジュンセ役と全く同じような、トンイ役のハン・ヒョジュに片想いし、尽くして失恋する役柄を演じています。

この「華麗なる遺産」で、尽くす優しい男性像として良い評判があり、もう一度、同じような役柄に抜擢されたものと思われます。

この「華麗なる遺産」は、現在のヒット作メーカーとなっている俳優・女優たちの出世作の原点として、見過ごせないドラマと言えます。

最低男に心惹かれていくウンソン

ストーリーとしては、ありがちな恋物語と言えますが、主演のイ・スンギ演じるファンが、初回から、道楽息子で、ウンソン（ハン・ヒョジュ）に辛く当たるなど、最低男として登場します。

しかし、その一方で、スンミ（ムン・チェウォン）には、優しい面があり、根はいい人でもあるようなのに、ウンソンには、詐欺師という誤解が生じ、特に非情な態度ばかりで接します。

ひょんなことから、一緒に生活したり仕事をする中で、ウンソンへの詐欺師と思っていた誤解に気付き、人柄が素直で思いやりのある女性であることにファン（イ・スンギ）は気付きます。

そんな時、ファンはろくに仕事もせずに威張って遊び歩く姿から祖母に見捨てられそうになったことをきっかけに、最低男が心を改め、人として成長していく姿が描かれています。

ウンソンは、自分が死にたいほど苦しんでいるときに、ウンソンに一目惚れしたジュンセ（ペ・スビン）に救われ、多くの優しさと支援をしてもらいますが、その優しい人柄の男性よりも、この改心していく”最低男”に心惹かれていきます。

私たちも、日常、悪いイメージのある人に、心温まる行動を一つ見つけただけで、そのギャップに「実は、いい人だったんだ～」と、印象が180度変わっていくことってあると思います。

そんなインパクトのある魅力的な男性への変化を、視聴者も含めて感じてもらえるように、イ・スンギが最高の演技をしたのだろうと思いました。

心温まる場面

資産家のファンの祖母が、”貧しい者へ配慮する心”を遺産相続者に相続してもらいたいという頑なな信念と、

「困っている者同士助け合って生きなければ！」という優しい心を持つウンソンは、

自身がどん底な生活環境なのにも関わらず、見ず知らずのおばあちゃんを助けてあげようとした優しい姿には、

貧富差のある韓国では、特に深い感銘を受けたのではないかと思います。

特に、ウンソンが就職の面接を諦め、腹痛を訴えるおばあちゃんを病院に連れっていった後、「見捨てられた人の気持が分かるから、おばあちゃんを見捨てられなかった！」と、泣きじゃくる姿にはジーンと心温まるものがありました。

そのおかげでウンソンは、豪邸でおばあちゃんと一緒に生活し、就職もでき、行方不明の弟探しも手伝ってもらえることになり、

「良い行いをすれば、いつか自分に返ってくる」

逆に、ウンソンと弟のウヌを捨てて、独り占めした保険金で悠々自適な生活を送りながら、自分の悪い行いが表に出ないように嘘でウンソンを貶めようとした継母は、

最後、自殺を考えるほど追い込まれ、

「悪い行いは、いつか発覚し、そのツケが回ってくる」

という、善悪のハッキリした結末で、気持ちよく最終回になったことも、

視聴者自らも、スッキリした気持ちになった人も多いのではないでしょうか。

このような心温まる場面の数々も、視聴率を毎回跳ね上げていった理由の1つと言えるのではないでしょうか。

ムン・チェウォンの助演時代

ムン・チェウォンは、現在は、主演で素敵な女性の役ばかりしていますが、この助演時代には、主役を引き立てるための役を演じています。

最初は、素直な良い人柄で、ウンソンと弟を捨てた母親を許せずにいましたが、母親が想い人のファンと結婚するためには、自分も母親のように覚悟した行動が必要なのだと、不義理な行動を強要されます。

しかし、ファンの心がウンソンにあると知ると、恋のライバルとして、だんだんとブラックな心が芽生えたり、嫉妬心や失恋で苦しむ女性を、感情豊かに演じます。

このような主演を困らす役作りも、助演時代だからこその演技！

人気のムン・チェウォンの今では観られない演技も、見どころと言えるのではないでしょうか。

イ・スンギとハン・ヒョジュの関係は？

イ・スンギとハン・ヒョジュの関係は、お互いに1987年生まれの同じ大学の同級生。

韓国ドラマ「ノンストップ5」（2004-2005）で、お互い初のドラマ出演で共演し、この「華麗なる遺産」で二人とも主演による再共演で、高視聴率47%という人気作となりブレイク。

特別企画演技賞やベストカップル賞など受賞し、その後、お互いヒット作を数多く出してきました。

イ・スンギ主演のバラエティ番組「ソウルの田舎者」（2020年）で、ハン・ヒョジュがゲスト出演をし、10年後も友人として、仲の良い姿を見せています。

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動画配信状況

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