韓国ドラマ「ザ・バンカー」の概要
韓国ドラマ「ザ・バンカー」の演出・脚本・視聴率など
【話数】全16話
【原作】周良貨(日本の経済漫画『監査役 野崎修平』)
【監督・演出】イ・ジェジン/代表作「キャリアを引く女~キャリーバッグいっぱいの恋~」「眠れる森の美女」「私を愛したスパイ」「いとしのクム・サウォル」「黄金の虹」
【脚本】ソ・ウンジョン/代表作「ビフォア&アフター整形外科」「サンショウウオ導師と恋まじない」、オ・ヘラン、ペ・サンウク
【制作】MBC、2019年3月27日から2019年5月16日放送
【最高視聴率】7%
【登場人物相関図など】KNTV
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韓国ドラマ「ザ・バンカー」主なキャストと代表作
俳優・女優(役名) | 過去の出演ドラマ・映画 |
★キム・サンジュン (ノ・デホ役) 大韓銀行・元射撃団の元オリンピック代表から支店長、監査室役員へ |
・「逆賊-民の英雄 ホン・ギルドン」 ・「弁護士の資格〜改過遷善」 ・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「バッドガイズ」 |
★チェ・シラ (ハン・スジ役) 大韓銀行の本部長 |
・「インス大妃」 ・「千秋太后」 ・「海神」 ・「蒼のピアニスト」 ・「王と妃」 |
★ユ・ドングン (カン・サムド役) 大韓銀行頭取 |
・「鄭道伝」 ・「淵蓋蘇文」 ・「明成皇后」 ・「龍の涙」 |
★キム・テウ (イ・ヘゴン役) 大韓銀行副頭取 |
・「軍師リュ・ソンリョン」 ・「神様がくれた14日間」 ・「哲仁王后」 ・「ノクドゥ伝」 |
★アン・ウヨン (ソ・ボゴル役) 大韓銀行監査室代理 |
・「力の強い女ト・ボンスン」 |
★シン・ドヒョン (チャン・ミホ役) 大韓銀行監査室の秘書 |
・「スイッチ~君と世界を変える~」 |
★アン・ネサン (ユク・グァンシク役) 大韓銀行副頭取 |
・「悪魔判事」 ・「L.U.C.A.:The Beginning」 ・「私の国」 ・「私はチャン・ボリ!」 ・「胸部外科」 |
WOWOW「監査役 野崎修平」「頭取 野崎修平」主なメインキャスト
監査役 野崎修平 俳優・女優(役名) | 頭取 野崎修平 俳優・女優(役名) |
★織田裕二 (野崎 修平役) あおぞら銀行支店長、監査室役員へ |
★織田裕二 (野崎 修平役) あおぞら銀行頭取 |
★古谷一行 (京極 雅彦役) あおぞら銀行頭取 |
★松嶋菜々子 (立川祥子役) あおぞら銀行常務 |
★岸谷五朗 (武田真吾役) 出向先社長からあおぞら銀行専務へ |
★風間俊介 (石原俊之役) あおぞら銀行融資部 行員 |
★松嶋菜々子 (立川祥子役) あおぞら銀行東銀座支店長から執行役員綜合企画部長へ |
★小澤征悦 (京極春樹役) あおぞら銀行取締役 |
★瀧本美織 (吉野美保役) あおぞら銀行監査役室付きの秘書 |
★瀧本美織 (吉野美保役) あおぞら銀行頭取秘書 |
★ユースケ・サンタマリア (阿部龍平役) あおぞら銀行取締役 |
★ 渡辺翔太 (Snow Man) (富永真役) あおぞら銀行頭取秘書 |
韓国ドラマ「ザ・バンカー」あらすじ
大韓銀行支店長のノ・デホ(キム・サンジュン)は実直で誠実な性格。
かつて銀行のある判断が原因で義理の父を亡くした自責の念から、市民第一の考えの持ち主。部下にも慕われていたが、銀行の統廃合によりデホの支店の閉鎖が決まる。
そんなデホのもとに届いた人事通達は意外にも監査役員への昇任だった。
こうしてデホが本店の監査役となった矢先、部下で行員の女性が銀行の不正に追い詰められ自殺を図る。
徹底調査を心に誓ったデホは、監査室のメンバーと共に巨悪に立ち向かうことに。
だが、そこには頭取のサムド(ユ・ドングン)や副頭取のグァンシク(アン・ネサン)、本部長のスジ(チェ・シラ)らの思惑が渦巻いていた。
※ストーリー引用元:「KNTV」より
日本版「監査役 野崎修平」(WOWOW)あらすじ
あおぞら銀行地蔵通り支店の支店長だった野崎修平。
出世コースからは外れていた野崎だが、支店閉鎖に伴う人事異動によって本店の監査役に栄転。
しかし実際には形骸化された部署のようなものだったため、誇りを持って働く者はいなかった。
金融当局による金融ビッグバンが行われていた1990年代末の金融業界。
大量の不良債権を始めとする、バブル経済の崩壊を象徴する様々な問題があおぞら銀行を直撃していた。
そんな中、野崎は不正を目の当たりにし、監査役という職務を全うするため、秘書とともに銀行にはびこる問題を次々とさらけ出していく。
日本版「頭取 野崎修平」(WOWOW)あらすじ
あおぞら銀行が国有化されてから2年、思うように収益が回復しないあおぞら銀行に、産業再生機構において多くの企業を立て直してきた再建請負人として、かつての監査役・野崎が頭取に就任。
金融再編の流れに取り残され中位行に転落したあおぞら銀行を「真のお客様のための銀行」として育て上げるべく奮闘する。
元頭取京極 雅彦の息子京極春樹が、頭取の席を奪い返すため取締役として入行する。
あおぞら銀行は、国有化後の2年間ですっかり疲弊してしまっており、かつての大手銀行だった時代の再来を夢見る人間も多い。
新たな敵や、かつての敵と戦う中で、周囲から、「野崎修平は変わった!」「京極 雅彦と同じだ!」との声が飛ぶようになる。
あおぞら銀行の未来は、どうなるのか?
最後まで、しぶとく追い詰めてくる京極(古谷一行)の息子京極春樹(小澤征悦)や、総会屋、元首相にまで敵意を持たれ、生き残りをかけてどこまで戦えるのか? が見どころになっています。
韓国ドラマ「ザ・バンカー」視聴した感想・見どころ
ストーリー
「監査役」と「ザ・バンカー」の共通点
「監査役」と「ザ・バンカー」のおおまかなあらすじはほぼ同じです。
いかにも出世コースから外れているはずの支店長が、支店閉鎖により監査役員と昇進し、銀行の不正を明らかにしていきます。
その中で、銀行の不正によって、ビルを取られ、放火までされたケースがあったことで、ある巨大プロジェクトが絡んでいたことを知り、それを調査することで、最終的には頭取を追い詰めていく流れなどは、同じです。
また、監査の仕事を放棄した形ばかりの組織でいてもらうことを望まれたり、調査が進むに連れて、嫌がらせが起きることは、共通して日本・韓国の両方で描かれています。
「監査役」と「ザ・バンカー」の違う点
韓国ドラマ「ザ・バンカー」は、話数が多い分、様々な人柄の枝葉や人物設定の環境が異なり、銀行の監査以外のストーリー演出に深みを出しています。
特に、第1話の冒頭では、イノシシの捕獲作戦に参加して、口座をつくってもらおうとする支店長の姿を描くなど、韓国らしさの演出もおもしろいです。
部下の恋愛や、不正側に寝返る部下、専属運転手の家族の問題までストーリーを広げています。
織田裕二が演じる主人公野崎修平は、熱血というイメージに対して、キム・サンジュンが演じる主人公ノ・デホは、オヤジギャグの多い穏やかで温厚な語り口調で粘り強く調査をすすめていきます。
また、暴漢に襲われた時、野崎修平は、ボコボコに殴られけがを負ってしまいますが、韓国版のノ・デホは勝ってしまい警察の取り調べで堂々としているなど、
負けてばかりでないノ・デホの姿が、時々、見られる構成になっています。
監査役員の存在や待遇の違い
日本と韓国版の大きな違いは、日本版は、監査と言えば、同じ銀行に勤めていながら、行員から銀行の敵としてみなされ、当初、白い目で見られたり、周囲に嫌われて肩身の狭い思いをしていたところが印象的ですが、
韓国版は、監査の権威が、経営陣とともに認められた役員待遇として、うらやましがられる昇進として描かれているところです。
日本版は、監査室の与えられた部屋は、小さな作業室のような部屋で、役員室とは言い難い部屋になっています。
一方、韓国版は、マッサージチェアや、ウォーターサーバー、小さな応接セットなども置かれた日本版よりはマシな部屋になっています。
キム・サンジュンが演じる主人公ノ・デホの発言や行動は、対等に扱われることも多く、日本版に比べて、あまり肩身の狭さを感じさせません。
このあたりは、国の文化や価値観の違いを表しているのかもしれません。
結末の違い
最終回の結末は、それぞれが異なっています。
特に、日本版の方は、制作の段階で、続編となる第二弾の「頭取 野崎修平」編がすでに用意されていたのかもしれません。
日本版の方は、地上波放送でも十分視聴率が取れそうなストーリーで「半沢直樹」と似たようなタッチで描かれています。
一方、韓国版は、韓国に多い経済ドラマとして描かれた印象があります。「完結」という印象であり、この後、頭取になるような想像もできないような終わり方です。
出演者の感想
韓国版「ザ・バンカー」の出演者の印象
韓国版は、「軍師リュ・ソンリョン」の3人の役のイメージが強すぎる感じがありました。
「軍師リュ・ソンリョン」では、
・リュ・ソンリョン役(キム・サンジュン)>>>主人公ノ・デホ
・宣祖(朝鮮王第14代)役(キム・テウ)>>>大韓銀行副頭取
・豊臣秀吉役(キム・ギュチョル)>>>主人公ノ・デホの専属運転手
キム・サンジュンとキム・テウは、ドラマによってしゃべり方の違いがないので、二人の掛け合いは、「軍師リュ・ソンリョン」を思い出すような印象がありました。
一方、豊臣秀吉役を演じたキム・ギュチョルは、悪役と善人の両方の役をこなすため、どこかで、主人公ノ・デホを裏切るのではないかとヒヤヒヤするような顔ぶれです。
その他、「インス大妃」主演のチェ・シラ、「鄭道伝」や「明成皇后」のユ・ドングンなど、時代劇で演技力の高さで定評のある俳優・女優が脇を固め、なかなか見応えのある内容になっています。
日本版「監査役 野崎修平」の出演者の印象
日本版は、織田裕二、古谷一行、松嶋菜々子《特別出演》、岸谷五朗、風間俊介、小澤征悦、瀧本美織などの顔ぶれがそろっていて、それなりに豪華キャストな印象はありますが、
比較対象のドラマが「半沢直樹」の目線で観てしまいやすく、さすがに、地上波ドラマ視聴率王のドラマと比較すると、話数が少ない分、ストーリーの充実度も加わり、見劣りしてしまうところが惜しいところです。
ただし、第二弾の「頭取 野崎修平」編と合わせて視聴すると、ある程度のボリュームになりますが、ストーリーがダイジェスト版というイメージは残ります。
一方、韓国版との比較で言うなら、日本では、織田裕二の方が共感を得やすいかもしれません。
やはり、ただの経済ドラマという印象の韓国版と異なり、日本版は、
銀行大合併編では、みずほ銀行の合併をモチーフとした「新日本銀行」の合併劇(それに伴うシステム障害の発生など)や、
富士銀行及びみずほ銀行等の合併をモチーフとした話が描かれていることから、題材も身近に感じやすいところがあります。
日本版「監査役 野崎修平」・韓国版「ザ・バンカー」と合わせて、視聴してみるとどちらもいい作品に仕上がっています。
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