韓国映画「観相師」主演 ソン・ガンホ｜感想・動画配信・無料視聴体験・キャスト・映画情報

韓国映画「観相師」情報

韓国映画「観相師」情報

【監督】 ハン・ジェリム/代表作「映画：ザ・キング」「映画：優雅な世界」「映画：恋愛の目的」
【脚本】 キム・ドンヒョク
【制作】2013年公開
【観客動員数】913万人、※観客動員数ランキングを見る！
【受賞】
★第50回大鐘賞最「優秀作品賞」「主演男優賞：ソン・ガンホ」「助演男優賞：チョ・ジョンソク」「監督賞」「衣装賞」「人気賞」の6部門受賞作品！
★第33回韓国映画評論家協会賞 「男優主演賞：ソン・ガンホ」「最優秀助演男優賞：チョ・ジョンソク」

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韓国映画「観相師」主なキャスト

韓国ドラマ「観相師」あらすじ

義理の弟や息子と貧しい暮らしをしていたネギョン（ソン・ガンホ）は人相学に通じており、顔を見ただけで性格や過去、未来までも言い当てることができる観相師だった。

芸姑をしながら占いを営むヨノンに招かれて都で占いを始めたところたちどころに評判となり、ついには、宮中の左議政キム・ジョンソに認められ宮中の要職に就く。

王から重臣の中に逆賊の相を持つものを探せと依頼されたネギョンは、王の弟の首陽大君（イ・ジョンジェ）に逆賊の相があることを見つける。

急死した王の後を継いで11歳で王位を継承した瑞宗を首陽大君から守ろうと奮闘するネギョンは、国を揺るがす争いに巻き込まれる中で残酷極まりない運命に翻弄されていく。

※ストーリー引用元：「Wikipedia」より

韓国映画「観相師」視聴した感想・見どころ

ラストシーンを観た後、振り返りたくなる過去（冒頭）

ストーリーは、山奥にあるのどかな田舎暮らしの親子が、のんびりと世間から離れて暮らしている様子から始まります。

しかし、その父親（ソン・ガンホ）には、人相を見るだけで、その人の人生が分かってしまうという天才的な観相師の特技を持っていました。

そのまま生活していれば、親子は細々でも幸せに暮らしていけたのでしょうが、

ある日、都から、その才能を利用しようとする妓楼の主が訪ねてきました。

一攫千金を夢見て、父と義弟は、都へ上京します。

※ラストシーンを観た後、誰もが、この冒頭の場面を思い出すことでしょう。

なぜ、あの時、一攫千金を夢見てしまったのか？

私たちの人生にも、振り返りたくなる”人生の後悔の選択”ってあると思います。

この映画は、冒頭とラストシーンの明暗が180度違い過ぎて、我に置き換えた時、人生の選択によって、こんなにも未来が激変するって思うと、本当にぞっとするような奥深さを感じる映画です。

父が「観相師」として活躍！

父であるネギョン（ソン・ガンホ）は、都で評判の観相師となり、ついには、国のトップである王や朝廷のトップから観相を頼まれるほど名声を得ます。

しかし、王宮や朝廷には、醜い権力争いが起きており、あの癸酉靖難を企む首陽大君とキム・ジョンソの争いに巻き込まれていきます。

首陽大君に、「私には、王になる相があるか？」

とクーデター前に問われると、「王になれる」と感じながらも、残虐性も感じたため、ハッキリ返答しなかったため、首陽大君との間は、こじれていきます。

結局は、父子ともに、瑞宗を支持してしまうため、癸酉靖難の終わったあとは、悲惨な結果が待ち受けています。

イ・ジョンソクの存在感

ネギョンの息子役をイ・ジョンソクが演じますが、ベテラン俳優に囲まれ、イ・ジョンソクの登場は多くはありません。

しかし、その中で、首陽大君に酷い目に合わされた時、イ・ジョンソクだからこそ、余計に、

「可哀そう～！」

という思いが膨らんでしまうような、存在感のある場面でした。

イ・ジョンソクのファンなら、なおさら、ショックが多きいのではないでしょうか。

「観相師」は、自分や家族を観相できない？

癸酉靖難の終わったあと、ネギョン父子の姿を見て、首陽大君は、

「自分の息子の未来さえ、観相出来なかったのか？」

と、言葉を吐き捨てます。

親子の人生を、自ら観相で見通すことができなかった、

その反省の思いを、主人公のネギョンは、

「いつも波（観相）ばかり観て、 風（時代の流れ）を観ていなかった。」

「波は 風から出来ているのに・・・」

と、観相だけに頼り過ぎて、世の中の流れを観ていなかった後悔の思いをしみじみと語ります。

私たちにも、占いや運ばかりに頼り過ぎて、努力や、世の中の流れを見落とさないようにというメッセージのようにも、聞こえます。

癸酉靖難の新しい切り口！

あの恐ろしいクーデターを起こした人物の人相とは、いったいどんな顔なのか？

言われてみれば、気にもなりますね。

映画の中では、クーデターは一瞬で、他のドラマで観るような、首陽大君の心境の変化や準備などは、一切入っていません。

それだけに、瑞宗側のある日突然、事が起こり、事態が一変するという見方に近いものがあるのかもしれません。

「癸酉靖難」は、いろんな視点からドラマ化されていますが、

この映画「観相師」は、人の生き方の選択によって、自分の持つ運勢の未来を変えられるか？

という点では、なかなか奥が深い描かれ方だったと思います。

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