韓国ドラマ「大王の道」の概要
【話数】全34話
【演出】イ・ビョンフン/代表作「イ・サン」「トンイ」「宮廷女官 チャングムの誓い」
【脚本】イム・チュン/代表作「洪國榮-ホン・グギョン-(2001年)」「張禧嬪(1981年~1982年)」「妖婦 張禧嬪(1995年)」
【制作・放送】MBC、1998年4月から8月放送
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「大王の道」思悼世子が追い込まれた経緯のまとめ《ネタバレ》
膨らむキム・サンノへの憎悪
淑嬪チェ氏の「園」の件で、世子を辱めるような英祖の発言の原因には、党争があり、その黒幕のキム・サンノが少論派のイ・ジョンソンの功労になるのを阻むために仕掛けたのだと考えた世子。
老論の長キム・サンノに対して、怒りが込み上げてきた世子は、矢の的を「キム・サンノ、いくぞ!」と、何度も大声で笑いながら矢を射って気晴らしをしていました。
そして、そのことが、ムン淑媛の耳にも入ると、キム・サンノへ文を送り知らせてあげ、二人の戦いを煽ります。
同時期に、ホン・ナクチュン(ホン・グギョンの父)は、侍医の葬式会場で耳にした、世子が麻疹に罹っているときに、うわ言で「辛壬士禍(シニムサファ)の恨み、復讐を果たしてやる!」「王になったら、すべてを一新してやる!」と言っていたのを、その場にいた侍医が聞いていたという話をキム・サンノに教えにやってきます。
この話は、うわ言とは言え、「見過ごせない!」と、キム・サンノが世子排除に火を付けたきっかけとなります。
老論に復讐心を持つのが世子の本心なら、自分たちが皆殺しにされてしまうから、王にするわけにはいかない!と考え、老論のキム・サンノの謀略(世子降格)が本格化していきます。
世子の国政の夢
一方、世子を頼ってやって来た、高官の護衛チョ・ユジンや、庶子の別監オム・フンボクと一緒に、自分が王になった時、どのような国づくりをするか?と、構想を練るようになります。
構想の具体的な内容は、庶子の別監オム・フンボクの手渡したリュ・ソンリョンのジンビロクと、イ・スイシンの戦いの記録が参考にされました。
▶イ・スンシンについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
▶実際に、12隻の軍船で戦いに出た「鳴梁海戦」の映画『バトル・オーシャン 海上決戦』の記事はこちら!
戦時中、イ・スイシンが民を避難させるため、閑山(ハンサン)島にある王室所有の田畑を避難民に与え、貴族と平民、嫡子と庶子など、身分差なく扱った平和な島の様子、国政は、家柄ではなく、身分に関係のない実力のある者を登用することなどを、国全体に広げることが、世子が思い描く目標の国となりました。
しかも、イ・スイシンは、水軍の撤退命令に背き、「まだ軍船は12隻ある!」と、戦いに出ていった勇ましさにも憧れ、自分もそのような王になりたい!と願うようになり、
将来に向けてチョ・ユジンと、庶子の別監オム・フンボクに、密かに同志を集めるように言います。
これは、謀反を意味するものではなく、身分差別をなくすことは、利権を失う両班や老論などの反抗が大きなものになるであろうということを想定して、
賛同してくれる支持者を増やしておきたい一心でしたが、この同志を集めた行為も、後に、謀反のための同志として証拠になってしまいます。
そして、世子は、このような大志を抱くことが出来たのは、まさに、孟子の言葉通り、「天は大任を任せる前に大きな試練を与える・・」という言葉を思い出しながら、
今までの大きな試練があったからこそ、このような大きな夢を持てた!と、前向きに物事を考え、意気揚々となるのでした。
ムン淑媛と老論の長キム・サンノが手を結び、謀略を!
出産間近のムン淑媛は、万が一、赤ちゃんをすり替えねばならなくなった時、自分に注目が集まらないように企みを仕掛けます。
まず、老論の長キム・サンノに、世子が的を矢で射るたびに「サンノ、いくぞー!」と、声掛けをしていた事実を文で伝えます。
それを読み、やはり世子を玉座に座らせると危険だという確信を得て、どのように世子を排除するか?と、老論をまとめ始め、代理聴政の世子に、辞職願いを出し続けます。
そして、ムン淑媛にも、秘密の文を送り、お互いで世子を排除したいと思っている者同士、手を結ぶようになります。
ムン淑媛は、暎嬪李氏にも、英祖が淑嬪チェ氏の「園」を整備すために心血を注いでいるときに、世子は、側室を作り、楽しんでいた話をバラします。
世子の側室になったイム女官には、世子が批難を浴びることを避けるため側室の報告がされていないため、正式な側室の階級を得ておらず、「その同情」と「これから同志として仲よくしよう」と、金品の贈り物と一緒に味方になることを持ち掛けますが、イム女官は、きっぱり断りました。
英祖にも、世子がキム・サンノを的にして矢を放ったことで辞職願いを出し続けていることを報告し、英祖は、世子をひどく叱責した後、断食を始めたので、宮中や官僚たちの目のすべてが、
英祖の動向に注視するような雰囲気となり、世子も席藁待罪をするという大騒動に発展しました。
このようにして、各立場の人たちを混乱させ、みんなを欺くための準備を進めていると、ムン淑媛は産気づいてきました。
ムン淑媛の出産
ムン淑媛の出産の気配の一報を待っていたのは、領議政のイ・ジョンソン(少論派)でした。赤子を通化門を通せないように、以前から目を付けていた一本気で党色の無い男に、門番の仕事を与えました。
その結果、下準備とリハーサルを入念に何度も繰り返したムン淑媛でしたが、赤ちゃんを宮殿に持ち込むことに失敗します。
出産の時は、英祖は断食中。世子は、席藁待罪をし続けることで、注目をされるのを逸らしていましたが、結局、恨んでいた尚宮によって、仁元王后金氏の耳にも不審な動きが報告され、
侍医や女官たちを部屋に常駐されるように命令が下されたのです。
そして、すり替えを諦めて出産してみると、王女だったのでした。
王女を産んだムン淑媛を、昭媛に位階を上げ、「弟が欲しいだろう!」と、赤ちゃんに話しかける英祖でした。
キム・サンノの次の企み
ムン淑媛が産んだのは女児だったことの報告を受けたキム・サンノは、ホン・ナクチュンの持ち込んだ黄海道の流言を利用して、次の企みを実行します。
黄海道で起きていた流言とは?
※実際にあったとされるエピソードですが、ドラマでは、かつて、世子に復讐心を植え付けながら教育係をし、宮殿を追放されたハン尚宮が生き仏となっています。
この流言を聞いたキム・サンノたちは、かつての李麟佐(イ・インジャ)の仲間が起こした乱と状況が似ていることを判断し、
流刑も覚悟した官吏たちに「世子降格」の上訴をあげるように指示します。
黄海道の流言を、世子派による謀反の罪に問い、世子降格、または、処刑をされることを狙っての企みでした。
この計画を上手く進めるために、英祖に対する謀反的な意味を含んだ壁書を貼りだすことも指示します。
そうすることで、世子降格だけではなく、李麟佐の生き残りを処刑し、少論派を窮地に追いやることもできると考えたのです。
怒る英祖!
断食3日目。英祖は、世子もキム・サンノも反省したころだろうと思い、右議政キム・サンノを呼び出し、二人っきりで話します。
英祖は、「短気な世子を許してやってほしい。深い意味はないだろう。反省もしているだろう。」と、父親らしい言葉で世子を庇い、世子に代わり謝罪し、許しを請います。
キム・サンノは、王命に従い許すことを承諾しますが、企みを仕掛けてきます。
「英祖が30年の努力の結晶である不偏不党の策が無駄になるかもしれません。」と語り、
その理由として、かつて、侍医が世子の麻疹の治療の時にうわ言を聞いたという内容を報告し、
兆候として、李麟佐の乱に類似した流言が黄海道で出てきていることから、都城に壁書が掲げられることも近いと考えていること。
そして、このような状況では、乱臣賊子が乱を起こす可能性もあります。
ということを進言します。
これを聞いて、驚きと怒りが込み上げてくる英祖。
そんなタイミングで、全羅道の監司チョ・ウンギュから上申書が届きます。
キム・サンノが手配しておいた命がけの先発が届いたのです。
その内容は『羅州で不吉な書が貼られています。都城に進入して、王を交代させよう!』
という啓発文でした。
英祖は、慌てて洪鳳漢を呼びつけ、都城と宮殿の防備の強化を命じます。
そして、李麟佐の乱で羅州に島流しになっている関係者や、流言飛語を広めている生き仏を捕らえるように王命を出します。
しかし、御営大将だった洪鳳漢の配置を礼曹判書(大臣、儀式担当)に昇進させ、御営大将にホン・ゲヒを任命する人事異動をこのタイミングで行います。
世子派と考えての人事異動ではないか?と、不安が募ります。
羅州の壁書の審問が始まる
押送された犯人は、訓練隊長だったユン・チサンの息子のユン・ジ。辛壬士禍に関わったとして処刑された父の死後、島流しにされていました。羅州では、20年暮らしていました。
キム・サンノは、さらに、事が上手く運ぶようにシナリオを計画します。
逆謀する時には、新しい王になる人を王族の子孫から決めて行動に出るものだ。「その人物を『世子だ!』と諮問の時に明らかにするのだ。世子を降格させるには、これ以上の格好の条件は無い。」
と薄ら笑いを浮かべます。
諮問により、英祖直々に審問を受けるユン・ジは、辛壬士禍に触れ、英祖が第19代朝鮮王粛宗の血筋ではないので、正当な王ではなく、暴君だ!と証言します。
何度も拷問を続け、共謀者を暴こうとするが、聞くに堪えない証言を繰り返すだけでした。
なかなか進まない諮問に、キム・サンノは、ムン昭媛からも「生き仏の流言」について、王様に伝えて欲しいと密かに依頼します。
また、英祖は深夜になる審問の帰り道、世子の殿閣に立ち寄るようになり、必ず「ご飯は食べたのか?」と聞くと、耳をすすぎ、そのまま帰っていくことを繰り返すようになります。
この冷淡な態度は、世子の心の傷にもなるため、世子嬪は、固く口止めを命じますが、最も恐れていたムン昭媛の耳に入り、世子を侮辱する発言をしては、笑い転げます。
その話を聞いた和緩翁主は、ムン昭媛に会いに行き、お付きの尚宮とムン昭媛の頬を平手で何度も叩いて、叱り飛ばすのでした。
陥れられた霊成君パク・ムンスの謀反騒動
キム・サンノと手を結んだムン昭媛は、賢い頭で、世子降格に必要なのは、「疑惑」という毒針が一番効果的なのだと察知します。
そこで、英祖が、ソングクに世間の風聞を尋ねたところ、「生き仏が、老いぼれが死ぬことを願う人には、無料で治療をしてあげるので、世子が王になることを願う人が増えている」ことなど報告します。
連日続く審問場では、ユン・ジの家から出てきた手紙の差出人が捕まるなど、罪人も増えていきました。
その罪人の一人、キム・ジョングァンに会うため、ホン・ナクチュンがこっそり牢屋に酒を持って現れ「言う通りにすれば、命を助けてやる!」と、嘘の証言を頼みます。
その証言は、ユン・ジに頼まれて、2度ほど、霊成君パク・ムンスに手紙を届けたこと。パク・ムンスの返事には、世子を新しい王にする!という内容が書かれていたと証言することでした。
最初は、その証言を信じなかった英祖ですが、ソングクの世間の話しを聞いていた英祖は、領議政にキム・サンノ、右議政にシン・マン(老論)を任命し、霊成君パク・ムンスを捕らえて、審問場に罪人として連行します。
こうなることを予測して霊成君パク・ムンスは、「すでに疑われているのに、申し上げることはない。死刑にして下さい。」と弁明を拒否します。
そこで、数人の罪人がいる審問場で、再度キム・ジョングァンを連れ出し、証言の中にあった「謀反の相談をしていたというパク・ムンスと、ユン・グァンソは誰か?」この中から、探せ!と命じると、
パク・ムンスもユン・グァンソの顔を知らずに見つけることが出来ず、違う人ばかりを指すので、誰が見ても陥れられたと分かります。
その光景を、陰で見ていた世子は、自分が罠にハメられそうになっていて、師匠まで巻き添えになっていることに、もどかしい思いで見つめるだけしかできませんでした。
しかし、東宮殿に戻った世子は、怒りを抑えきれず、刀を手に座り、「今日も、食事はしたか?と聞きに来たら、自決して、身の潔白を証明する!」と待ち構えていました。
世子嬪は、一緒に自決する準備を整えますが、間一髪のところで、英祖の乗った輿は、引き返していき、夫婦で自決するという最悪な結末を避けることができました。
結局、嘘の証言をしたキム・ジョングァンは、キム・サンノの指示で、ホン・ナクチュンが拷問死に見せかけて殺したため、偽証の黒幕は暴くことができませんでした。
ユン・ジも処刑され、ユン・ジと関わった者たちも、流刑などの処分がされます。
霊成君パク・ムンスについては、釈放されますが、大きな侮辱を受け、英祖の「疑心」は残っており信頼関係は崩れたので、今後、世子を守ることができないとイ・ジョンソンに言います。
領議政だったイ・ジョンソンは判中枢府事となり、今後は、田舎で暮らすと言いました。
世子は、英祖30年の努力の結晶である不偏不党の蕩平策は終わった!これからは、老論一色の時代に!特に、世子嬪の一族のホン家を除いた外戚の時代になるだろうと考えました。
そして、黒幕は、キム・サンノだと確信した世子は、英祖に挨拶した帰り道のキム・サンノを待ち伏せ、今度は、キム・サンノ自身にむけて「キム・サンノ、長生きしろよー!」矢を放ちました。
矢は、ギリギリのところで柱に命中しましたが、キム・サンノを脅すには、十分な効果があり、寝込んでしまいました。
この矢は、「世子が王になれば、老論とキム・サンノたちは殺されることを意味しているから、死ぬのは世子でなければ!」と、生き残るために、確実に世子を殺すまで陥れる覚悟を決めます。
3人の懐妊
この時期に、世子嬪、イム尚宮、ムン昭媛の3人が懐妊します。
ムン昭媛については、和緩翁主に叩かれた悔しさも重なり、今度こそ、「王子を産んで、世子の立場を奪う!」という気持ちが大きくなっていきます。
ある時、科挙に及第したホン・イナンの横を足早に通り過ぎたムン・ソングクを呼び止め、ホン・イナンが注意したところ、誤らなかったムン・ソングクを、ボコボコに殴ったり蹴ったりします。
それを聞いたムン昭媛は、世子嬪のところに行き、代わりに世子嬪に謝罪の言葉を要求します。
しかし、「位階の下の者が、上の者に対してい言う言葉ではない!」と謝罪を拒否します。
その後、暎嬪李氏がムン昭媛の殿閣に行ってみると、英祖が、ムン昭媛の懐妊を喜び、「男の子を生んでおくれ!」と言っているのを聞いてしまい不安がよぎります。
生き仏の処刑
黄海道で起きていた流言で、「老いぼれが死に、世子が王になれば、・・・」とけしかけていた生き仏が捕らえられます。
生き仏の似顔絵を見ながら、「これはハン尚宮だ!」と、世子は気付きます。
そのころ、先ほどの審問で霊成君パク・ムンスが陥れられたことで、生き仏の審問を行なうと、また誰かが陥れてくることを懸念した英祖は、
生き仏の女性が黄海道の監営についたら、そのまますぐに死刑にして、さらし首にするように指示を出しました。
和緩翁主の告白
和緩翁主は元気のない顔で、世子に恋の相談を持ち掛けます。
それは、今まで、何かと、意味深な眼差しで世子のことを見つめていた和緩が、気持ちを抑えきれなくなって話始めたのです。
「心の病を患っています。恋慕っている人がいます。愛してはならぬ人です。いくら思っても、実らない恋です。兄上、どうすればいいのか、教えてください。」
世子は、相手が自分だとも知らずに、「諦めろ!」と、答えました。
大泣きする和緩は、世子に駆け寄り、ぎゅっと抱きしめてもらいます。
刀を持って激怒する世子
先日のホン・イナンとムン・ソングクとの暴力事件で、「義父上(洪鳳漢)を見下し、世子嬪を侮辱した!私(世子)を見くびっているからだ!」
「英祖に寵愛されているからと、自由気ままに、宮中の掟を破り、生かすべきか、殺すべきか?」
父上の側室を傷付ければ、不孝者になってしまう。
と興奮気味の世子を必死に落ち着くようになだめる世子嬪。
結局、世子は、怒りを抑えきれず、真夜中に、刀を抜いて持ったまま、誰にも見つからないように、ムン昭媛の殿閣まで行き、ムン昭媛に刀を突きつけたのです。
しかし、ムン昭媛が謝罪するまで、脅しに脅して、去っていきました。
老論の新しい企み
生き仏は、すぐに処刑されてしまったため、利用できなくなってしまいますが、キム・サンノは、「老論の元老から、新しい王を選ぶ権利と、我が党の娘と王を婚姻させる指針を享受し、推し進めることにした」と、老論の会議で話します。
一方、英祖は、代理聴政として世子に任せていた政務の仕事を、すべて英祖一人で行なうようになります。
また、「世子を擁護する連中がいるか?その名前を調べるように!」と、内官に指示を出します。
生き仏は処刑されたものの、生き仏が言っていた言葉だけは、今もなお、広がりつつあったのです。
老論一色となった朝廷。英祖の世子に対する「疑念」は深まるばかりだったのです。
そのため、世子が朝の挨拶をしに英祖のいる殿閣を訪ねると、王命により、危険なものは持っていないか?身体を服の上から調べられるようになったのです。
この出来事は、あっという間に、宮中や老論へと広がり、ムン昭媛とキム・サンノは大喜びするのでした。
お酒と火事騒動
再び、怒りを抑えきれなくなった世子は、小さな焼厨房に閉じこもってしまいます。
その様子を聞いたムン昭媛は、今は、禁酒令が出ているが、そこなら、「代理の世子が禁酒令に背いて、お酒を飲んでいたら・・」と考えただけでも、「英祖にさらに叱られて面白そうだ!」と、
新たな企みとして、英祖に世子の告げ口をして、世子に、刀を向けられた時の復讐をしようと考えます。
早速,訪ねてきた英祖に「世子が焼厨房に閉じこもっていること」「お酒も・・」と言いかけて止めます。
自分自身の目で確かめようと、焼厨房に出掛けてみると、世子は寝ており、「代理であるお前が、法を破ってお酒を飲んだのか?」と強く質問すると、
実際には飲んでいなかったにもかかわらず、自暴自棄になって「飲みました。女官のヒジョンが持ってきました。」と嘘の証言をしてしまったので、女官まで処分する勢いで、余計に英祖を怒らせてしまいます。
「早く、ヒジョンを(英祖の)目の前に連れてこい!」と怒鳴り上げる命令にも背いて、
世子は、「自分だけ、島流しにでもすればいい!」と、頑なに拒み続けました。
世子降格覚悟の世子と、世子降格をすべきだと考える英祖は、お互いに激しく対立して、すでに修復不可能な様子になります。
ヒジョンは自分の意思で英祖のところに行くと、島流しの刑が言い渡されます。
さらに、春坊官(※春坊官とは?:王室の子供たちが適切な教育を受け、将来の王や王妃としての役割を果たすための準備をする重要な役割を担う役職)や、都城にいる2品以上の階級の官吏を深夜ながら徴集します。
集まる場所が、崇文堂(※崇文堂とは?:儒教の教えを中心に、文学や歴史、礼儀作法などを教える場)であることに、みんなが驚きます。
春坊官が二人到着すると、「世子が酒を飲んだことを、反省して、謝らせるように!」と怒鳴って命令をし、
世子のところにやって来た春坊官に対し、世子は「俺が、本当に酒を飲んだと思っているのか?親子の仲を取り持ちもせずー!」と刀を振り回し始めたので、春坊官は逃げ出し、世子は刀を持って後を追い掛け回しました。
そんな騒ぎの最中、部屋のロウソクが倒れて、焼厨房が火事になり、全焼してしまいます。
英祖は、この火事を「世子が火を付けたのかー!」と勘違いしつつ、「世子を、降格にして、庶民にしてやる!」と憤っていると、仁元王后金氏と貞聖王后徐氏がやって来て、
「一国の世子を大切にしなければ!」と、守ってくれます。
みんなに励まされて、英祖のところに世子が謝りに行くと、「自分の家に火を付けて、お前は盗賊か!!」と怒鳴られ、
「もう、生きていたくない!」と、宮殿内の井戸に飛び込む世子。
内侍が飛び込み世子を助け、一命を取り留めます。
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